
トレンドマイクロ、中小企業向け総合セキュリティソフト「Trend Micro ウイルスバスター ビジネスセキュリティ3.5」を発表
セキュリティウイルス対策価格改定
2007/2/16 14:30
スパイウェア、ボット対策をはじめ、セキュリティ強化を支援
トレンドマイクロは2月15日、中小企業向け総合セキュリティソフトの最新版「Trend Micro ウイルスバスター ビジネスセキュリティ 3.5」を発表した。出荷開始は2月28日を予定している。
同社によると、上場企業を中心に内部統制が求められる中で、中小規模の企業においても情報セキュリティ管理の強化が急務となっているという。しかしながら何らかのセキュリティソフトを導入している企業でも、そのうち約40%は個人向けのセキュリティ製品を利用しているとのこと。このため管理や運用面での不安があり、管理の強化や複合的な脅威へ対応できるセキュリティ製品が求められているという。
「Trend Micro ウイルスバスター ビジネスセキュリティ 3.5」は、これまで同製品が備えていた機能に加え、別ソフトとして同梱されていた「Trend Micro スパイバスター ビジネスセキュリティ」を統合し、導入および管理の一元化を可能にしたもの。特にスパイウェアやボット型ウイルスへの対策を強化したという。
パッケージ写真
主な機能は以下の通り。
- 「Trend Microスパイバスター ビジネスセキュリティ」との統合
- ボット型ウイルス対策強化
- Web管理ツールによる一元管理
- 自動で予防から復旧まで対処可能
その他の詳細については、以下のURLを参照のこと。
- ウイルスバスター ビジネスセキュリティ 3.5
- http://www.trendmicro.co.jp/soho/promo/vbbiz/
今回、出荷開始と同時に、製品の標準価格を最大約63%引き下げる価格改定を実施する。パッケージ版の価格は以下の通りで、新たに15ユーザパッケージがラインナップに追加された。
ユーザ数 |
5 |
10 |
15 |
25 |
新価格 |
2万7,500円 |
5万5,000円 |
8万2,500円 |
13万7,500円 |
旧価格 |
7万3,500円 |
14万7,000円 |
− |
34万5,000円 |
またユーザ数が50ユーザのライセンス版も用意されており、価格は32万5,000円となる。
価格改定は、同社が2006年10月から期間限定で実施している「大特価キャンペーン」が好評である点と、中小企業におけるセキュリティ対策ニーズが高まっている状況を踏まえたものだ。この価格改定を通じて、購入から導入、運用、管理まで中小企業に対するセキュリティ強化を支援していくという。
(ThinkIT編集局 神保 暢雄)