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最新の技術でTCO削減を実現するPRIMEQUESTなどを展示
富士通フォーラム2005

最新の技術でTCO削減を実現するPRIMEQUESTなどを展示
  2005/7/15
Linux、WindowsOSを採用した基幹IAサーバPRIMEQUEST

   富士通の基幹IAサーバといえば「PRIMEQUEST」である。OSにはLinuxのほか、Windowsも採用している。主要ハードウェアを二重化し、同期動作するシステムミラー機構によって信頼性を高めている。またフレキシブルI/Oや異なるOS環境や業務に別れている複数のサーバを統合し、一元管理することでTCO削減を実現する。

   PRIMEPOWERとPRIMEQUESTは設計思想が異なるため比較はできないが、ミッションクリティカルな市場にもLinuxやWindowsが求められていると言えるのではないだろうか。




UNIXサーバPRIMEPOWER

   PRIMEQUESTの隣にはUNIXサーバ「PRIMEPOWER」が展示されていた。PRIMEQUESTではLinuxなどを採用しているのに対し、PRIMEPOWERではグローバル・スタンダードOS「Solaris Operating System」を採用している。

   富士通がメインフレームで培ってきた技術を結集したプロセッサ「SPARC64V」、超高速クロスバー、最上位モデルにおいては128CPUという世界最大のスケーラビリティなど様々なテクノロジーを採用し、止まらない、止めないための技術が結集されたサーバである。基幹サーバとしての富士通の自信がうかがえる。


情報漏えい対策にシンクライアント

   個人情報保護法の対策の一つとしてシンクライアントが取り上げられていた。ハードディスクを持たないFMVシンクライアントでは、アプリケーションの配布やバージョンアップのコスト削減を狙えると共に、情報の盗難やデータ持ち出しなどからの情報漏えいを守る手段として有効だ。

   現状ではシンクライアントを活用するのはテストケースが多いが、個人情報保護法などから今後は増えていくものと見られる。また、現段階ではサーバとの個人認証はIDとパスワードを入力する方式だが、富士通の力を活かし、指紋認証や携帯電話を使った認証システムも考えているとのこと。