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チーム開発を円滑にするための必須ツール

2012年6月7日(木)
西見 公宏(にしみまさひろ、@mah_lab)

チーム開発におすすめする4つのツール

1. youRoom

youRoom(http://youroom.in/)はグループでの情報共有と共同作業を支援するツールです。ルームと呼ばれるグループ毎にコミュニケーションが取れるツールで、メーリングリストよりも気軽に投稿できるため、何かあればすぐに確認ができます。チャットと違い非同期に書き込めるので、お互いの集中時間も妨げません。

プロダクトオーナーとプログラマーは何かあればすぐにyouRoomに書き込み、仕様を確認し合います。コメントは構造化されているため、後から見た時でも論理的に意味を追いやすくなっています。

ソフトウェアに対する新しい要望も、youRoom上で議論される中で仕様化されていきます。こうして仕様化された要望は、次にご紹介しますPivotal Trackerというツールに「チケット」という形で追加され、一元管理されます。

図7:youRoom

2. Pivotal Tracker

Pivotal Tracker(https://www.pivotaltracker.com/)は「チケット」と呼ばれる単位に細分化された機能(ユーザーストーリー)を管理するツールです。今までどんな機能を作成してきたのか、またこれからどんな機能を作る必要があるのかを一覧することができます。

このツールの良いところは管理がシンプルになるところです。ユーザーから見た開発の優先度は、そのままチケットの並び順になります。またチケット同士の依存関係も、そのまま並び順で表現されます。

プロダクトオーナーはプログラマーと相談して仕様を決めながらチケットを追加し、プログラマーは優先度の高い順からどんどんチケットを実装していきます。そして実装されたチケットをプロダクトオーナーが確認し、受け入れ(アクセプト)かやり直し(リジェクト)かを判断します。このサイクルをどんどん回すことで開発を軽快に進めていくのです。

しかしこのサイクルを順調に回すためには、確認対象となるソフトウェアが常に「動くソフトウェア」である必要があります。この状態を維持するために活躍するのが、次にご紹介しますHerokuとTestFlightです。

図8:Pivotal Tracker(クリックで拡大)

3. Heroku / 4. TestFlight

Heroku(http://www.heroku.com/)は最初のページで紹介した通り、安価に使用できるPaaSです。また、今回はiPhoneアプリの動作確認にTestFlight(https://testflightapp.com/)というサービスを利用しています。TestFlightはiPhoneアプリのテスト版の配布を楽に行えるようにしてくれるサービスです。従来であればiTunesを通してテスト版のアプリをいちいちデバイスにインストールする必要がありましたが、TestFlightを利用すると、配布される側はTestFlightから送られてくるメールのURLをワンクリックするだけで、テスト版のアプリをインストールして使用することができるようになります。

今回の開発ではアプリ側はTestFlightに継続的リリースを行い、Web側はHerokuに継続的デプロイを行うことで、常に最新版のアプリとWebとが完全に動くソフトウェアを提供し続けることができました。

次回は、youRoomとPivotal Trackerの使い方について、さらに詳しく説明してまいります。

【参照リンク】

<リンク先最終アクセス:2012.05>

著者
西見 公宏(にしみまさひろ、@mah_lab)

SonicGarden プログラマー。
ソフトウェアパートナーシップによる受託開発をRuby on Railsで携わる傍ら、エンタープライズ向けCRM「Keepintouch」のメインプログラマーを務める。ブログはこちら

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