CentOSにインストールするWordPressパッケージの入手

2015年3月25日(水)
大月 宇美(おおつき たかみ)できるシリーズ編集部

WordPressパッケージの入手

CentOSにWordPressをインストールするには、WordPressのパッケージをダウンロードし、ファイルを展開、インストール、初期設定が必要です。とはいっても、これまでのCentOSのネットワーク設定、Apache、MySQLの設定が問題なく行われていれば、WordPress自体のインストールは非常に簡単です。WordPressの最新パッケージは、WordPressの日本語サイトから入手し、Apacheのドキュメントルート(/var/www/html)に展開します。あとは必要な設定を済ませれば、WordPressを開始することができます。

WordPressのダウンロード

WordPressの日本語サイトを表示する

CentOSでWebブラウザを起動して、アドレスバーに「http://ja.wordpress.org/」を入力します。

WordPressをダウンロードする

ページをスクロールして「ダウンロード」の項目を表示します。[.tar.gz形式をダウンロード]をクリックしてファイルをダウンロードします。

WordPressのLinux用パッケージ

Linux用のWordPressのパッケージは、tarコマンドで複数のファイルがアーカイブされ、gzipで圧縮されています。拡張子を見ると、どのコマンドを使ってアーカイブされ、圧縮されたかがわかります。Windowsのzipやrarとは異なるツールですが、Unix系OSでは、昔からこのコマンドが使われることが多いので、覚えておいてください。

ファイルの展開について

ファイルの展開は、GUIのツールも用意されています。Webブラウザでファイルをダウンロードした場合には、ファイルの種類によっては、自動的にアーカイブファイルを展開するツール(デフォルトでは、書庫マネージャ)が呼び出されます。このとき、[プログラムを開く]を選べば、その後ファイルを展開するディレクトリを選び、ファイルを展開できます。

ファイルを確認する

ダウンロードしたファイルの場所を確認します。デフォルトでは、「/home//ダウンロード」にダウンロードされています。

[user@www user]$ su⏎
パスワード:
[root@www user]# cd /home/user/ダウンロード⏎
[root@www ダウンロード]# ls⏎
wordpress-4.0-ja.tar.gz
  1. 端末を起動して、rootになる
  2. ファイルがダウンロードされたディレクトリへ移動する
  3. ダウンロードされたファイルを確認する
    ファイル名は、WordPressのバージョンによって変わり、「wordpress--ja.tar.gz」の形式で付けられる

ディレクトリの移動とファイルの展開

ドキュメントルートに移動する

Apacheのドキュメントルート(CentOSの場合)に移動します。

[root@www ダウンロード]# cd /var/www/html⏎

wordpressのアーカイブファイルを展開する

ApacheのドキュメントルートにWordPressのソースを展開します。WordPressのアーカイブファイルをダウンロードしたディレクトリは、自分の環境に合わせて指定してください。

[root@www html]# tar zxvf /home/user/ダウンロード/wordpress-4.0-ja.tar.gz ⏎
著者
大月 宇美(おおつき たかみ)

1964 年、茨城県生まれ。コンピュータ商社、出版社勤務を経て1999 年に独立。コンピュータ書籍を中心に、執筆・編集・校正などを幅広く手がける。著書に『ひと目でわかるOutlook2013』(日経BP 社)、『新標準HTML & CSS3 辞典』(インプレスジャパン)ほか。

著者
できるシリーズ編集部

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