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CentOS
CentOSでインターネットサーバを構築しよう

第1回:インターネットサーバをはじめるには?

著者:オープンドリーム  池田 友子   2007/6/28
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インターネットサーバのインストール

   今回はインターネットサーバとして「Webサーバ」「FTPサーバ」「DNSサーバ」をインストールをしてみましょう。Webサーバはすでにインストール済みなので省略します。

FTP(vsftpd)のインストール

   まずファイルのダウン・アップロードが行えるようにするため、FTPサーバ「vsftpd」をインストールしてみましょう。「vsftpd」はCentOSをサーバとしてインストールしていれば利用できるように状態になっています。確認のために下記のコマンドを実行して最新のvsftpdをインストールしておきます。

# yum -y install vsftpd

   先ほど説明しように、CentOSをインストールした後はFTPサーバ標準設定は済んでいますが、「/etc/vsftpd/vsftpd.conf」を編集して設定を行います。まずanonymousログイン(匿名ログイン)について許可するなら「anonymous_enable=YES」とします。anonymousログインが不要な場合はNOにしておく方が安全でしょう。今回は社内限定ということでNOにしておきます。

   またCentOSにアカウントを持つユーザのログインを許可する場合「local_enable=YES」にします。この場合、利用できるのは社内のユーザのみとなります。FTP経由でファイルの書き込みを許可する場合に「write_enable=YES」とします。

   インストール完了後、vsftpdの動作テストを実行します。vsftpを起動するには下記のコマンドを実行します。

# /etc/init.d/vsftpd start

   起動後、LAN内の別のコンピュータからLinuxなら「nautilus」、Windowならffftpなどのツールを使用してマシンにアクセスしてみてください。マシンに接続できれば設定は完了です。

DNS(bind)のインストール

   Webコンテンツを閲覧するときにはIPアドレスよりドメイン名の方が覚えやすいですし、サーバの管理もやりやすくなります。そのためにDNSサーバを構築してIPアドレスをドメイン名に変換する必要があります。CentOSでは「bind」というパッケージをインストールすればDNSの運用をはじめることができます。下記コマンドでDNSサーバのインストールを実行することができます。

# yum -y install bind


named.confの編集

   BINDをインストールすると「/etc/named.conf」が作成されます。named.confのzone部分を適切に追加・編集します。追加場所に指定はありませんが、通常は「include "/etc/rndc.key"」の前に配置します。

zone "XXX.co.jp"{
        type master;
        file "XXX.zone";
        allow-update { none; };
};

zone "11.168.192.in-addr.arpa"{
        type master;
        file "XXX.rev";
        allow-update { none; };
};

include "/etc/rndc.key";

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株式会社オープンドリーム 池田 友子
著者プロフィール
株式会社オープンドリーム  池田 友子
ネットワークに興味を持ち、IT業界に足を踏み入れた。Linuxを中心に学んできたが、知識・技術の幅を広げたくなり、オープンドリームに入社。その旺盛な好奇心から、Linux以外の分野にも積極的に取り組んでおり、OS・サーバ・データベース・プログラミングなど、オールマイティなオープンソース技術者を目指して日々修業を続けている。


INDEX
第1回:インターネットサーバをはじめるには?
  インターネットサーバとイントラネットサーバ
インターネットサーバのインストール
  zoneファイルの作成