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テスト用サーバマシンをチューニング
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それでは、いつものようにテスト用サーバマシンをチューニングしてみましょう。
テーブルスペースを使ってI/O負荷の分散を行ってみます。負荷分散ポリシーは上で説明したシンプルなものを用います。なおテスト用サーバマシンの仕様などは第1回の記事を参照してください。
まずはハードディスクの増設ですが、テスト用サーバマシンはすでに増設ハードディスクが/disk2にマウントされていますので、これを使います。
次に増設ハードディスク上にテーブルスペースのためのディレクトリを作成します。ここではpgdataというディレクトリを作成します。フルパスでは/disk2/pgdataとなります。
そしてPostgreSQLサーバプロセスからアクセスできるように、pgdataのオーナーとパーミッションを設定します。これらの作業はサーバマシンのシェルから行います。
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root# mkdir /disk2/pgdata
root# chown postgres /disk2/pgdata
root# chgrp postgres /disk2/pgdata
root# chmod 700 /disk2/pgdata
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次にテーブルスペースを作成します。テーブルスペース名は"disk2"とします。psqlコマンド等でPostgreSQLサーバに接続して、CREATE TABLESPACE文を実行します。
その後ベンチマーク用のデータベースを今作成したテーブルスペース上に作成します。データベース名は"bench2"とします。これらの作業はpsqlコマンド等でPostgreSQLサーバに接続して行います。その際、接続ユーザは"postgres"等の特権ユーザでなければなりません。
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template1=# CREATE TABLESPACE disk2 LOCATION '/disk2/pgdata';
CREATE TABLESPACE
template1=# CREATE DATABASE bench2 TABLESPACE disk2;
CREATE DATABASE
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以上の作業により、負荷分散ポリシーに則った構成でbench2というデータベースが作成できました(図1)。このbench2データベースを用いれば、負荷分散によるパフォーマンス向上が得られるはずです。
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図1:I/O負荷の分散の構図
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著者プロフィール
日本PostgreSQLユーザ会 片岡 裕生
1995年よりインターウィズという屋号で個人事業を営む。普段はPostgreSQLを用いたウェブアプリケーション開発などを行う。各コンピュータ情報誌にてPostgreSQL関連記事や連載を執筆。日本PostgreSQLユーザ会の創立メンバーの1人で、同会の技術担当理事、PostgreSQLのしくみ分科会座長を経て、2004年度からは理事長を勤める。
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