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DAVLの前提条件
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DAVL v1.2.0のコンパイル/インストールのための前提条件は下記の通りである。
- Gtk1.2またはGtk2
- 稼動させたいファイルシステムのヘッダファイル(/usr/include/ext2fs/ext2_fs.h)が存在すること
- カーネルソース(オプション)
(3)のカーネルソースについては、davl_liveinfoカーネルモジュールのコンパイル/インストールのために必要であり、ユーザが非マウント状態のファイルシステムだけを対象とする場合には不要である。
DAVLは、以下に示すSourceForgeのプロジェクトページからダウンロードし、ビルド/インストールすることができる。ビルド/インストールの詳細についてはここでは省略するので、ソース中のREADMEを参照して頂きたい。
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http://davl.sourceforge.net/
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DAVLの使い方
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DAVLの使い方は、基本的には下記のみである。
- カーネルモジュールをロード(インストールしている場合のみ)
- CUI表示(テキスト出力)させたい時はcdavlを実行
- GUIで表示させたい時はgdavlを実行
モジュールをロードしcdavlでテキスト出力させると下記のようになる。
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# /sbin/modprobe davl_liveinfo
# cdavl /dev/hda1
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図2:cdavl例 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
また、同じ対象をgdavlプログラムでGUI表示(コマンド実行後、gdavl GUI画面のexecボタン押下)させると図3のようになる。
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# gdavl /dev/hda1
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図3:gdavl例
確認対象のスナップショットを保存しておき、後でGUI表示するには、下記のようにすればよい。
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# cdavl -Tv /dev/hda2 > hda2.log
# gdavl hda2.log
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著者プロフィール
株式会社日立ハイブリッドネットワーク 藤原 哲
1986年に日立通信システム(現 日立ハイブリッドネットワーク)入社。入社当初は、主に交換機等のファームウェア開発を行っていた。その後は時代の流れと共に、アセンブラ使いからC言語使いに移行し、主にアプリケーションの開発を行ってきた。派遣先のシステム開発研究所において、2004年度から今回のDAVLを担当、現在もLinuxのソフトウェア開発に従事している。Linuxカーネルの魅力にはまりつつある今日この頃である。
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著者プロフィール
株式会社日立製作所 杉田 由美子
システム開発研究所に勤務。OS、コンパイラなどの研究開発を経て、90年代後半からシステムの高信頼化研究に着手。Linuxカーネルの研究は2001年から担当。現在もLinux/OSSを中心とした研究開発に従事。LKST/DAVLのメンテナ。OSS関連のコミュニティ活動にも参加し、普及にも取り組んでいる。
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