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リッチクライアントCurlの特徴と導入実態
リッチクライアントCurlの特徴と導入実態

第5回:Curlの適用事例(後編)
著者:セントラル・コンピュータ・サービス  松永 俊思
2005/6/13
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代理店支援システム(大同生命保険株式会社)

   大同生命保険株式会社では従来のクライアントサーバ型で「代理店支援システム」を使っていましたが、昨年よりCurlを適用させた「代理店支援システム」を稼動させています。

   「代理店支援システム」に求められる要件は、代理店の担当者が様々なニーズやリスクを抱えているお客様に対して適切なアドバイスができるように支援することです。そこで、以下の表4の要件を実現する基盤が求められ、Curlを適用した「代理店支援システム」を構築しました。
  1. 最新の保険商品情報に基づいて各保険商品がどのようなものか、お客様に分かりやすく情報提供できること
  2. 保険商品設計/シミュレーションにおける入力項目の操作が容易で、応答性が高いこと
  3. 最新の保険商品データや拡張されたアプリケーション機能がタイムリーに提供されること
  4. 業務パッケージを使用せずに全てが専用のアプリケーション開発でありながら開発生産性の向上により、開発コスト低減がはかれること

表4:代理店支援システムの要件


(1)、(2)データ参照

   この2つの項目に関しては既に紹介した事例を繰り返す事になるので省略しますが、クライアント側で入力チェック機構や計算ロジックを保有していることによる入力・チェックの処理の向上、グラフ表示などによる操作性・表現力の向上があることによって、質の高い商品を提供できていることはいうまでもありません。


(3)素早い情報の提供

   以前は光学メディアなどの媒体を使ってクライアントアプリケーションを導入する運用形態であったものが、CurlではWebアプリケーションとして配布/インストールが可能で、配布コストを抑えて機能拡張にも素早く対応できます。

   新しいシステムでは保険商品情報などをタイムリーに提供することが可能で、保険会社や代理店のビジネス活動に使われる情報を素早く伝えられるようになりました。これは、より密接な連携を取れる基盤を構築したということになります。


(4)開発コストの削減

   多くの画面/機能を持つ代理店システムの構築にあたり、事前にしっかりと標準化、部品化を展開した開発手順(表5)によって、大幅な開発生産性の向上がはかれました。

  • 画面デザイン・インターフェースの標準化とフレームワークの構築
  • 標準化に基づく各種入力・出力部品・表示部品・グラフ部品の作成
  • 作成した部品群を統合開発環境への組み込み
  • Surge VLE(ビジュアルレイアウトエディタ)による画面設計

表5:開発手順

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セントラル・コンピュータ・サービス株式会社
著者プロフィール
セントラル・コンピュータ・サービス株式会社  松永 俊思
メインフレーム、クライアントサーバ、Webシステムと基幹系から情報系アプリケーションシステム開発を実施。また、開発支援パッケージとして「MagicAnswer for Notes」(NotesDomino設計要素解析ツール)の製品監修を担当。2002年より営業に転じ、企業の情報システム課題に対する提案を進めている。Curlは次世代アプリケーション像として、2004年より取り扱う。問い合わせE-mail:curlsales@ccs.co.jp


INDEX
第5回:Curlの適用事例(後編)
  今回は
  サービスの拡充
代理店支援システム(大同生命保険株式会社)
  Curl適用システムの可能性