【新・言語進化論】アレで使われている言語って何?
第2回:Second Lifeの開発はオブジェクトに通ず
著者:サイバーリップル 林 竜二
公開日:2007/11/9(金)
プリムを極めて思い通りのオブジェクトを作る!
思い通りの形のオブジェクトを作り出すためには、そのパーツであるプリムそのものを思い通りの形にできなくてはなりません。実はそこがセカンドライフでオブジェクトを作る際の一番の壁となっています。
そこで以下のような表を用意してみました。これはセカンドライフで利用できるプリムの「基本形状から作れる形」の一覧です。プリムをカットする「パスカット」やくりぬく「中空の形」、ひねりを加える「ひねり」、先細りさせる「テーパー」、底面と上面の角度をずらす「上部層」などを変更し、その組み合わせを表にしています。
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
これらの、形を変更したプリムを組み合わせることでオブジェクトを生成していくのです。
生成のポイントとしては、まずどんなオブジェクトを作りたいかを紙などでラフスケッチし、どのようにプリムを分割するかや、プリムのサイズを考えておきます。パーツごとの厚さなどを統一することで、作業効率がアップします。
まとめ
簡単ではありますが、セカンドライフ上でオブジェクトを生成するためのポイントを紹介してきました。このようにして生成したオブジェクトは自分で使うだけでなく、よいできのものは、ほかのユーザに売ることができます。
セカンドライフ内では「リンデンドル」と呼ばれる通貨があり、これは1リンデンドル=約0.5円でリアルマネートレードを行うことができます。
実際にオブジェクト生成をはじめると、自分で作ったテクスチャを貼りこむなど、必要なファイルをセカンドライフ上のアップロードする必要がでてきます。この場合や、他者の作ったオブジェクトを購入するときにリンデンドルが必要になります。
そういう意味では、思い通りのオブジェクトを作って配布するのは、セカンドライフでの大きな目的の1つであり、さまざまなスキルとリンデンドルが必要なミッションなのかもしれません。
次回は
次回は、ただ見たり聞いたりするだけではない「デジタルAV機器」を取り上げて、その内部に迫ります。次週金曜日、11月16日に公開します! タイトルへ戻る