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徹底比較!! Eclipse & NetBeans 5
徹底比較!! Eclipse & NetBeans 5

第3回:開発環境の整備
著者:ビーブレイクシステムズ  山下 広人   2006/3/27
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必要なモジュール/プラグインとは

   開発環境として必要なことといえばなんでしょうか。

   WebシステムであればAPサーバは必須ですし、Javaで画面の作成をするのであればGUIビルダーですよね。もちろんソースを管理するためにCVSなどのバージョン管理ツールも使用します。

   では、NetBeans 5.0とEclipseではそれぞれどのようなモジュール/プラグインをインストールする必要があるのでしょうか。

   NetBeans 5.0はTomcat 5.5がバンドルされていますので、APサーバについては気にする必要はありません。一方のEclipseですが、Eclipse本体のままではWebシステム開発はできませんので、プラグインを入手しインストールする必要があります。

   また、HTMLやXMLなどの各種エディタも必要となります。NetBeans 5.0はエディタが標準インストールされていますが、Eclipseではプラグインが必要となります。

   上記を踏まえ、NetBeans 5.0とEclipseをそれぞれ本体のみインストールした状態での基本的な環境状況をまとめたものが表1になります。

  NetBeans 5.0 Eclipse
APサーバ Tomcat 5.5がバンドル なし
HTMLなどの各種エディタ 標準インストール プラグインが必要
GUIビルダー Matisse プラグインが必要

表1:インストール後のモジュール/プラグインの有無

   表1をみてみるとNetBeans 5.0は各種ツールが標準インストールされており、Eclipseはプラグインを入手しなければいけないことがわかります。しかしEclipseでは、これらを標準的な開発に必要なプラグインとしてまとめたEclipse WTPと呼ばれるプロジェクトがあり、簡単にインストールすることができます(ただし、GUIビルダーは含まれません)。

   このように、Eclipse本体とEclipse WTPがセットとなったAll In Oneパッケージを入手すればよいので、プラグインをインストールするという行為を意識する必要はほとんどなくなりますね。

   Eclipse WTPの詳細については、「Eclipse WTPによる標準開発ツールの提供」を参照してください。

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ビーブレイクシステムズ 山下 広人
著者プロフィール
株式会社ビーブレイクシステムズ  山下 広人
オブジェクト指向技術コンサルタント。前職ではミッションクリティカルなシステム開発に従事。システム寄りな知識だけではなく、業務関連の知識を身に付けるべく会計・簿記を学び、その知識をいかすために会計システム構築ノウハウのあるビーブレイクシステムズに転職し、現在に至る。


INDEX
第3回:開発環境の整備
  はじめに
  インストール
必要なモジュール/プラグインとは
  APサーバのセッティング