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リッチクライアントCurlの特徴と導入実態
リッチクライアントCurlの特徴と導入実態

第3回:Curlアプリケーションの公開
著者:セントラル・コンピュータ・サービス  松永 俊思
2005/5/30
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(2)コンポーネントターゲットの設定

   デプロイメントターゲットの定義ができましたら、次はプロジェクトに含まれる各コンポーネントリソースの取り扱い方を定義します。これはアクティブなデプロイメントターゲットごとに定義します。コンポーネントターゲットの状態はプロジェクトメニューから「コンポーネントターゲット設定を表示」を選択することでプロジェクトペインに表示させることができます。

   プロジェクトメニューの「コンポーネントターゲット設定の編集」を選択すると「コンポーネントターゲット設定」ダイアログが表示されます。このダイアログではコンポーネントリソースが利用可能な設定が表示されます。

   コンポーネントリソースがファイルかディレクトリの場合は表3が選択できます(図5)。

ターゲットにコピー
全てのコンテンツをデプロイメントターゲットのディレクトリにコピーします
ターゲットマニフェストにインクルード
別のパスを使ってターゲットマニフェストにインクルード
コンテンツをコピーせずにマニフェストの中で指定されているパスを参照してインクルードします

表3:コンポーネントリソースがファイルかディレクトリの場合

ファイルターゲットの設定
図5:ファイルターゲットの設定
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   コンポーネントリソースがファイルかパッケージの場合は表4が選択できます(図6)。

ターゲットにコピー
パッケージファイル(load.scurlとも呼ばれます)とこのパッケージファイルを構成する全てのCurlソースファイル(.scurl)をデプロイメントターゲットのディレクトリにコピーします
ターゲットに.pcurlを生成する
パッケージの.pcurlファイル(プリプロセスパッケージファイル)を作成してデプロイメントターゲットのディレクトリに生成します
ターゲットマニフェストにインクルード
別のパスを使ってターゲットマニフェストにインクルード
コンテンツをコピーせずにマニフェストの中で指定されているパスを参照してインクルードします。

表4:コンポーネントリソースがファイルかパッケージの場合

パッケージターゲットの設定
図6:パッケージターゲットの設定
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   パッケージの場合は「ドキュメンテーションを作成しますか?」という選択があります。このオプションを選択すると、指定した設定に加えてパッケージのAPIドキュメント(パッケージ名と同じ名前のドキュメントファイル)が作成されます。このパッケージのドキュメントファイルは前回説明したCSKのドキュメントファイルのように、Surge Lab IDEのドキュメントで参照ができます。パッケージの構成を管理するドキュメントとして非常に有効な機能になっています。

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セントラル・コンピュータ・サービス株式会社
著者プロフィール
セントラル・コンピュータ・サービス株式会社  松永 俊思
メインフレーム、クライアントサーバ、Webシステムと基幹系から情報系アプリケーションシステム開発を実施。また、開発支援パッケージとして「MagicAnswer for Notes」(NotesDomino設計要素解析ツール)の製品監修を担当。2002年より営業に転じ、企業の情報システム課題に対する提案を進めている。Curlは次世代アプリケーション像として、2004年より取り扱う。問い合わせE-mail:curlsales@ccs.co.jp


INDEX
第3回:Curlアプリケーションの公開
  はじめに
  パッケージファイル
(2)コンポーネントターゲットの設定
  デプロイメントの実行