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| SQL Server 2005で実現するクラスタリング |
第４回：SQL Server 2005をクラスタ化する
著者：イー・キャッシュ 小関 茂徳 2006/7/21
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| SQL Server 2005クラスタリングインストール
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第2〜3回ではVirtual Server 2005を使った仮想環境で、MSCS（Microsoft Clutering Service）によるフェイルオーバークラスタリング環境を整えてきました。今回は、その環境下にSQL Server 2005を導入します。
MSCSの環境にSQL Server 2005を導入する場合、フェイルオーバークラスタ環境下で定義したサーバ（本連載ではバーチャルマシン「MSCS-SV1」）にインストールすることになります。このようにインストールすることで、待機系のサーバにもSQL Server 2005のサービスが自動的に追加されます。
なお、本連載で扱っている（仮想的な）フェイルオーバークラスタ環境では、データベースの利用者（クライアント）となるマシンは、仮想サーバ（のIPアドレス）に対して接続を行い、データベースの参照や更新を行うことになります（図1）。
図1：MSCS環境における仮想サーバへの接続イメージ
本連載で構築したVirtual Server 2005の環境に該当する箇所は少ないですが、別環境に構築する際のことも加味して、SQL Server 2005をインストールする上での注意点を以下にあげます。
- システム要件を見たいしていること
- インストールを行うサーバがSQL Server 2005のシステム要件を満たしているかを必ず確認する。SQL Sever 2005のシステム用件は、SQL Server 2005に付属している「Books Online」を参照するか、以下のWebサイトを確認してください。
- 管理者権限でインストールを行うこと
- SQL Server 2005をインストールする際は、必ず管理者権限のあるアカウントで行う必要があります。フェイルオーバークラスタへの導入の場合は、クラスタサービス構成時にサービスアカウントとして設定したアカウントを使用します。通常はドメインの管理者（Administrator）になります。
- 他のプログラムが動いていないこと
- SQL Server 2005インストール時は、ウイルス対策製品などのシステムに常駐するプログラムを停止した状態で行います。システムに常駐するアプリケーションが動作していると、サービス登録時にお互いのサービスが競合する場合やSQL Server 2005のプログラムファイルのコピー時に処理を妨げる場合があります。また、Microsoft Management Console（MMC）についても停止した状態で行います。
表1：インストール前に確認すること
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著者プロフィール
イー・キャッシュ株式会社 小関 茂徳
ビジネス支援事業部 ビジネスアドミニストレーター
イーキャッシュにて事業化計画から製品化計画、販売戦略までのビジネスデザインを中心として展開している事業に携わっている。2006年度からはRFID関連事業でつちかったプラットフォーム製品の開発技術を活かして、モバイルプラットフォーム分野における仮想マシンの開発や半導体開発とともに新規事業開発提案を推進している。
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