Red Hat Enterprise Linuxでユーザの追加やシステムの起動/停止が行えても、肝心のネットワークサービスを提供するサーバを構築できなければRed Hat Enterprise Linuxをインストールした意味があまりありません。今回は代表的なネットワークサービスを構築する最低限の手順を紹介します。
Red Hat Enterprise Linuxに含まれるApacheは、すでに基本的な設定項目が設定済みの状態になっており、サービスを起動するだけで利用できるようになっています。ここではApacheを起動させWebサーバを構築する最低限の手順を述べます。
最低限必要なApacheの設定
まずApacheサービスの状態をserviceコマンドで確認します。
# service httpd status
Red Hat Enterprise Linux 5を起動した直後は「httpdは停止しています」というメッセージが出ます。これはデフォルトでhttpdサービスが起動するように設定されていないことを意味します。まずhttpdサービスが起動していないことを確認し、次にApacheの設定ファイルであるhttpd.confファイルを編集します。このとき、「DocumentRoot」という文字列が含まれているかを確認します。
Red Hat Enterprise LinuxのデフォルトではDocumentRootに「/var/www/html」が設定されており、付属しているhttpd.confファイルでWebサーバを起動することが可能となっています。したがってDocumentRootに設定されたデフォルトのディレクトリ「/var/www/html」ディレクトリ以下にWeb公開用コンテンツを配置するだけで、クライアントからWebブラウザ経由でWebコンテンツにアクセスすることが可能です。