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| はじめに | ||||||||||||
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前回はパフォーマンス測定の基準ということで、パフォーマンス測定項目について解説しました。今回からは具体的にどのようにデータを取得するのかについて、コマンドを例示しながら解説していきますが、今回はOSに設定されているパラメータの取得について解説します。 |
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| パフォーマンス基準となるデータと取得タイミング | ||||||||||||
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パフォーマンスデータから問題を解き明かしていくためには、パフォーマンスデータ取得時のLinux上で評価すべき項目に加え、その取得したデータを何と比較するのかという基準も必要になります。 その基準は第1回で解説した評価基準を基に、正常な状態のパフォーマンスデータ、OS上の設定、さらにOSが参照しているハードウェアの情報が必要になります。これらの情報はシステムが望むべき状態(=正常な状態)の時に取得しておく必要があり、普段から定期的に取得しておく必要があります。 正常な状態といってもシステム構築の上で様々なチェックポイントがあり、運用中も含まれるために下記のような作業のポイントごとに取得するのが妥当です。システムに対して行った作業のデータを取得しておけば、どの時点で行った、どのような操作によって問題がおこったのかを把握するのが容易になります。
表1:データ取得のポイント
OSの導入直後、アプリケーションの構築直後、運用開始直後のパフォーマンスデータは取得しておくべきですが、運用中にシステムに対して行った操作の直後も取得のポイントとして重要です。例えば以下のようにあらかじめ影響が予想されるような場合、運用に影響のないタイミングや範囲でデータ取得を行うのが望ましいといえます。
表2:運用中のデータ取得ポイントの例
次項よりコマンドによって例を示していきますが、実行環境はRed Hat Enterprise Linux AS4 update1を使用しています。 |
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