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【楽々デブドックを書こう!】開発☆ドキュン

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第4回:詳細設計はどうするドキュか?

著者:シンクイット編集部

公開日:2008/02/22(金)

各箇所の設計図を作っていこう

「例えば建物でいえば、ここから先は詳細な設計図を書いていく部分に相当するわ。それ以前のステップに比べると、ほんとに細かい部分まで決めて、それを管理していく必要があるの。例えばデータベースと連携して動くWebアプリケーションを作るとしたら、まず何を決める必要があるかしら」

「データベースやWebサーバ、それらが動くOSとか…」

「そうね。それぞれどのソフトウェアを利用するかはもちろんだし、バージョンがいくつかも明記しておく必要があるわ。極端な例だけど、同じプロジェクトに参加している人の中で、PHP3とPHP5でそれぞれ開発すすめていて、もし出来上がったものに互換性がなかったとしたら?」

「どっちかに合わせて作りなおしです〜」

「そうね。それはもう大きな手戻りになるわ。だからあらかじめ決めておく必要があるわけよね」

「その他には、どんなものがあるんでしょうか」

「それを聞くくらいのレベルだったとしたら、また学校で…」

「(がくがくぶるぶる)」

「…というのは冗談として、少なくとも意見をあらかじめすり合わせておく必要がある部分を洗い出して、それぞれを決定しておく必要がある、ということね。例えば画面にどんなボタンをいくつ配置するかとか、その機能を明記しておかないと、個人個人で勝手な理想をもって開発をすすめていくかもしれないもの」

「それを突きあわせて、ぜんぜん違っていたとしたら…」

「つ・く・り・な・お・し」

「(がくがくぶるぶる)」

「でも、開発手法によっては『作り直していく』方法もあるので、なにがなんでもドキュメントに合わせたものを作り続けなくてはいけない、ということでもないのよ」

「そうなんですか〜。ところで、このステップでの開発ドキュメントはどんなツールで作るといいんでしょうか?」

図2:ドキュメントを記述するためのツール
図2:ドキュメントを記述するためのツール
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

それぞれの設計図はそれぞれのツールで

「詳しくは『楽々デブドックを書こう!』の各連載を読んでもらったほうが早いのだけれど。簡単に言ってしまえば、ドキュメントに記載するべき内容を簡単に実現できて、かつ誰もが持っているはずのツールを適所で使って、できればそれぞれのドキュメントが連携できることが重要かしら」

「あぁ、だからマイクロソフトのオフィスを使うことが多いんですね?」

「そうね、その面は否定できないわね。Excelで作った表をWordに張り込んでおけば、表の修正を楽に行えるわ。図版を多様するなら画像そのものをWordに張り込んでもいいし、PowerPointでスライドにまとめておけば会議での報告が楽になるわ。さらにいえば、Projectでプロジェクトに関わる人たちのマネジメントを行って、それぞれの工程とドキュメントを関連付ける、ということもできるのよ」

「すごいですね〜」

「これくらいのことは、学校で習っているはずよ!」

「(がくがくぶるぶる)」

「じゃぁ、ここまでのおさらいとして、さっき例にあげたデータベースを使ったWebアプリケーションについて、ちょっとまとめてみなさい」

「はい。まずは仕様するデータベース/Webサーバ/OSなんかについて、使用する種類やバージョンを決定します。もちろん開発言語を何にするかも一緒に書きますね」

「(うなずき)」

「データベースに登録するデータについて、あらかじめどのようなテーブル定義についても決めておきます。これは場合によってはExcelでサンプルを作っておくといいかと思います」

「(うなずき)」

「複数台のサーバで運用する場合には、それぞれのサーバで何を動作させるかをはじめとした構成図を作っておくのも重要ですね」

「よくできました。じゃ、いよいよ開発?」

「…ですよ、ね?」

「今回は開発手法についての問題を解説します、っていったのを忘れたかしら?」

「(がくがくぶるぶる)」 次のページ




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第4回:詳細設計はどうするドキュか?
  開発一歩手前でもう一度考えてみよう!
各箇所の設計図を作っていこう
  それだけじゃできない詳細定義