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DBunitでテストの自動化

DBunitでテストの自動化

第2回:DBUnitのインストール

著者:プロトシステム 広谷 嘉巳

公開日:2008/03/17(月)

DBUnitのインストール

では、DBUnitをインストールしていきましょう。DBUnitは、SourceForge.netよりダウンロードします。最新のバージョンは2008年2月現在で2.2です。ZIP形式のアーカイブもありますが、今回はdbunit-2.2.jarファイルをダウンロードしましょう。

DBUnitは前述した通りJUnitを拡張しているため、JUnitのインストールやクラスパスの設定を行わなければなりません。ここでは簡単にテストを行うため、IDEとしてEclipseを利用します。JUnitはEclipseに最初から同梱されているものを利用します。Eclipseのバージョンは3.2.0です。

図2:DBUnitの設定

(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

DBUnitとJUnitの設定

まず、ダウンロードしたdbunit-2.2.jarファイルを任意の場所に配置してください。Eclipseを立ち上げた後、DBUnitを設定したいプロジェクトで右クリックし、「プロパティ」を選択します。

プロパティ画面が表示されるので、左ペインより「Javaのビルド・パス」を選択します。「ライブラリー」タグを開いて、プロジェクト内にdbunit-2.2.jarファイルを配置した場合は「JARの追加」、プロジェクト外に配置した場合は「外部JARの追加」ボタンを押します(図2)。

JARの選択画面が表示されるので、任意の場所に配置しておいたdbunit-2.2.jarファイルを選択し、「OK」ボタンを押してください。

以上でDBUnitの設定は終了です。次に、JUnitの設定をしましょう。

プロパティ画面に戻り、「ライブラリーの追加」ボタンを押します。ライブラリの追加画面が表示されるので、「JUnit」を選択して「次へ」ボタンを押してください。

「JUnitライブラリー・バージョン」は「JUnit3.8.1」と「JUnit4」があります。今回は「JUnit3.8.1」を選択して、「終了」ボタンを押します。プロパティ画面に戻りますので、「OK」ボタンを押してください。

DBUnitのインストールは以上です。簡単ですね。では、事前準備としてテストデータを作ってみましょう。 次のページ


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株式会社ビーサンク  広谷 嘉巳
著者プロフィール
株式会社ビーサンク  広谷 嘉巳
Javaを使ったシステム開発に従事し、オブジェクト指向での設計から開発を得意としている。以前はデザインパターンを取り入れたクラス設計やリファクタリングでのコードの体質改善という作業も行っていた。自分の力がまだまだと自覚しており、JavaやUMLの資格も積極的に取得している。仕事の傍らスキー1級やスノボ、テニス、また、野菜ソムリエ取得やフランス料理学校に通うなど、仕事よりも趣味の方に重きを置いているのが玉に瑕。
http://bexank.co.jp/


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