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| 性能 | ||||||||||||||
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本連載では、JDBCBenchを使用したベンチマーク結果について解説しました。今回のベンチマークでは表4の順に高い性能値が測定されました。
表4:JDBCBenchのベンチマーク結果 今回のベンチマークでは比較的処理の簡単なトランザクションを用いた性能を測定しましたが、本連載とは異なる処理を用いたベンチマークでは別の結果になる可能性もあります。なお今回のベンチマークではチューニングをまったくしておりません。よって、徹底的にチューニングを施すと上記の結果が変わるかも知れません。 また、MySQLは使用するストレージエンジンによって機能的な特長だけでなく、性能も大きく異なることがわかるかと思います。本連載ではストレージエンジンについては、MyISAMとInnoDBのみを対象としましたが、他のストレージエンジンの場合はまた異なった性能結果があらわれることになります。 |
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| MySQLの将来バージョンについて | ||||||||||||||
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MySQLは、バージョン4.1から5.0へのバージョンアップ時に数多くの機能が追加されました。これによって、他のRDBMSと比較しても機能的に劣ることはなくなりました。その多くの機能が追加されたバージョン5.0の次のバージョンには5.1が予定されています。 バージョン5.1では、さらに多くの機能が追加されるようです(表5)。
表5:MySQLバージョン5.1での追加機能 この中でも一番の目玉はBI(ビジネスインテリジェンス)やDWH(データウェアハウス)対応に向けたテーブルやインデックスのパーティショニングではないかと思います。テーブルのパーティショニングとは、論理的に1つのテーブルを物理的に複数のテーブルに分割し異なったディスク上に配置することによって、大規模なテーブルの処理や運用を効率化する機能です。商用のRDBMSでは、この機能はほぼ必須のものとして提供されており、オープンソースRDBMSでも実装要望の多い機能の1つです。 バージョン5.1のパーティショニングでは、レンジやハッシュなどいくつかの分割手法が使用できるようです。ただし、残念なのは複数パーティションへの並列アクセスは、まだサポートされないようです。 このパーティショニング機能によって、さらに大きなテーブルの扱いが容易になるため、MySQLの適用範囲が一層拡大することと思います。 |
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| 最後に | ||||||||||||||
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計6回に渡って連載させて頂きました「徹底解説!! PostgreSQL vs MySQL」ですが、これで終了となります。まだまだ解説不足の部分も多く残っていると思いますが、PsotgreSQLとMySQLそれぞれがどのような特長を持ったRDBMSなのかは、おわかりいただけたのではないでしょうか。読者の方々が、PostgreSQLとMySQLのどちらかを選択する際の参考にしていただければ幸いです。 |
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