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| 2. 定型処理をプログラムレスで実現する「アクションタグ」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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アクションタグは、タグ形式で記述可能な命令の一種です。アクションタグを利用することで、変数の設定や条件分岐、繰り返し処理など、アプリケーション構築に欠かせない定型処理をプログラムレスで実現することができます。 JSP 2.0においてはこのアクションタグと(後述する)式言語を組み合わせて、動的なコードを記述するのが一般的なスタイルです。アクションタグと式言語とを組み合わせることで、必ずしもJavaに精通していない人間でもJSPページを構築することが可能になります。 しかし、アクションタグは、標準で利用可能なものがいくつかあるものの、その数はそれほど多くありません。そのため、アクションタグを駆使したコーディングを行う場合は、先にでも紹介したJSTL(JSP Standard TagLibrary)の導入が必須となります。JSTLは標準化されたアクションタグのライブラリ集で、表1のような機能があります。
表1:JSTL 1.1で利用可能なタグライブラリ JSTLを利用するには、あらかじめ@taglibディレクティヴでタグライブラリを宣言しておく必要があります(リスト1の2)。@taglibディレクティヴの記法を表1にまとめてありますが、現時点では使用するタグライブラリごとに決まっているおまじないという程度の認識で構いません。ただし、@taglibディレクティヴの宣言がないと、コンテナはアクションタグを認識することができませんので、注意してください。 リスト1の3で使用している
※注4:
XMLの詳細については本稿では割愛しますので、専門の書籍を参考にしてください。
なお、Coreタグライブラリで提供されている主なタグを表2にあげておきます。「こんなものがあるんだ」という程度で構いませんので、軽くながめておいてください。
表2:Coreタグライブラリに含まれる主なタグ |
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| 3. 動的なデータ出力を担当する「式言語」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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JSP 2.0で、アクションタグと並んで動的な処理を記述する役割を担っているのが式言語(ExpressionLanguage)です。式言語はJavaによく似た言語ですが、JavaScript (ECMAScript)とXPathをベースとした、より簡易な構文を提供します。Javaとは次の点が異なっています。
表3:Javaとの相違点
などの特徴を持ち、Java開発者でなくても(たとえばデザイナーでも)容易に習得できるのが魅力です。 JSP 1.2までは、動的なコードを記述するのにJava言語をベースとしたスクリプトレット(<%〜%>)や式(Expression)で使用するのが一般的でしたが、JSP 2.0以降は式言語を利用することを強くお勧めします。 式言語では、${ }で囲まれた中身を解釈した結果を、クライアント側に返します。たとえば、リスト1の4なら、 |
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