図4では、もう少し具体的なイメージを持ってもらうために、エンタープライズ・セマンティックWebを適用したSOA時代のシステム・アーキテクチャを例としてあげてみた。ここではエンタープライズ・セマンティックWebをESB(Enterprise Service Bus)の上位に位置付けている。ESBはあくまでも通信プロトコル変換やメッセージ伝送路として機能させ、アプリケーションに近いデータフォーマットやオントロジーの違いは、エンタープライズ・セマンティックWebに任せるといったアーキテクチャである。
将来的は、BPM製品に記述されているビジネスルール(現在、ベンダーや製品ごとに独自の仕様になっている)もRuleMLやSWRL(Semantic Web Rule Language)といった標準的な定義言語によってBPM製品から切り出され、セマンティック・リポジトリにて一元管理されるようになるだろう。