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| Hinemosにおけるデータベース障害時の縮退運転への移行および復帰の仕組み | ||||||||||||||
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Hinemosでは内部で利用しているデータベースの縮退およびサービスへの復帰はどのように行われるのでしょうか。種を明かせばPostgresForestの機能をそのまま利用して実現しています。ここではその仕組みを見ていきます。 |
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| 縮退運転への移行 | ||||||||||||||
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これは簡単で、何か障害が起こったということをPostgresForestが検知すると、障害ノードを切り離します。障害はPostgreSQLからのエラー情報と、タイムアウトを判断材料としています。 PostgresForestが障害を検知すると、障害ノードへの処理は停止され、残りの正常ノードで引き続き処理を行う縮退運転となります。Hinemosにおいても、この仕組みをそのまま利用してサービスを停止することなく運転を続けることが可能となっています。 |
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| データベースの復旧とサービスへの復帰 | ||||||||||||||
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こちらは少し難しい動作となります。当然、システムをすべて停止して、正常なデータベースをコピーすることで復旧する手順もあるのですが、Hinemosのクラスタ構成ではサービスの永続性という観点から、PostgresForestのオンラインリカバリの仕組みを利用しています。 オンラインリカバリの手順は以下の通りとなります。
表3:オンラインリカバリの手順
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| まとめ | ||||||||||||||
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前回、Hinemosでは、内部で利用しているプロダクト自体が持つクラスタリング機能を有効利用することでクラスタ環境を実現していることを解説しました。今回解説したデータベースのクラスタリング機能についても、同様にPostgresForestの仕組みを有効利用することで実現しているのがわかったと思います。 なお、HinemosおよびPostgresForestに用意されている機能情報やダウンロード情報については以下を参照にしてください。
Hinemos紹介サイト
http://www.nttdata.co.jp/services/hinemos/ SourceForge.jp:Project Info - Hinemos http://sourceforge.jp/projects/hinemos/ PostgresForest紹介およびダウンロード情報 http://www.nttdata.co.jp/services/postgresforest/ 全6回に渡りお届けしてきた、「オープンソースをこう使った!〜運用管理ツールHinemosの秘密」も今回で最終回です。今までお付き合いいただきありがとうございました。 |
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