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| 中立的な監査・評価制度を積極的に利用する | ||||||||||||
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こうした情報の補完を目的に、米国では各分野のITベンダーを定期的に格付けし、マーケットを調査したり、各分野の未来像を描くアナリストサービス会社が揃っている。一方、これらの会社の多くが日本に支社を持っているが、外国のベンダーの情報を日本の顧客に伝えることが中心だ。日本のベンダー評価やマーケット調査などはあまり行っていない。 米国ではユーザ企業がベンダー選定プロセスの中で、中立的なアナリスト会社のコンサルサービスを利用することは多い。だが、日本ではこれもあまり流行っていないようだ。 以上のように、日本のIT調達プロセスでは、効率的な市場メカニズムが十分には働いていないといえる。 では、どうすればよいのか。それを乗り越えるためには、以下のようなポイントが必要になる。
表1:非対称性を解消するためのポイント
情報の非対称性を完全に解消することは不可能だが、以上のような努力によって減少させることは十分可能だ。 IT調達の市場メカニズムはまだ十分には成熟していない。ユーザ企業がIT投資を効率化するためには、さらに公平で効率的な市場メカニズムに発展することが不可欠だろう。 |
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