また1995年、サン・マイクロシステムズ社はJavaを発表・提供しました。「Write Once, Run Anywhere」というコンセプトは多くの人達に夢と希望を与えました。「アプリケーションをJavaで書きさえすれば、これまでのようにOSやハードウェアを意識しなくても済むようになる」と考えたのです。
現在、セキュリティの観点からシンクライアントが注目されていますが、シンクライアントという言葉が出た当時は、安価ではないPCと、PCを利用するためのソフトウェア費用、運用保守費用、ハードウェアやソフトウェアの故障やトラブルにかける人件費を含めた、いわゆるTCO(Total Cost of Ownership)を削減できるという発想が起点でした。