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| 今後の期待 | ||||||||||
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今後の期待をこめて、Flex 2のメリットと動向についてまとめてみました。 |
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| Flex 2のまとめ | ||||||||||
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Flex 2の魅力の1つは「コンパイラがフリーで提供されていること」でしょう。 現在では、多くのコンパイラがフリーで提供されています。また、Javaや.NET(C#)などの主要な開発言語は、その仕様も標準化されています。そういう意味では、Flex 2のコンパイラがフリーで提供されたのも、世の流れといえます。 これによって、「Flashを使ってみたかったがちょっと手がだせなかった」という多くの開発者が、気軽にはじめることができるようになりました。これまでFlashはデザイナーのためのツールという印象がありましたが、Flex 2 SDKによりこれまで以上に多くの開発者を惹きつけるようになるでしょう。 次にFlex Builderを使うことで「見た目のよいアプリケーションを簡単に作成できること」があげられます。Flex Builderによって、マウス操作で手軽にWebサイト上にリッチなインタフェースのGUIアプリケーションを作ることができます。 また、Flex Builderを使わなくても、ボタンなどコンポーネントの配置は、ソースにXMLタグを記述するだけでできるという点も見逃せません。 加えて、グリッドやダイアログなど「豊富なコンポーネントがはじめから用意されていること」も嬉しい点です。コンポーネントはActionScriptで作成することもできます。HTMLとJavaScriptの組み合わせだけでは実現が難しい複雑なUIも、Flex 2なら比較的簡単に開発できるでしょう。 ![]() 図4:Flex 2に用意されている豊富なコンポーネント コンポーネント志向の嬉しいところは、誰かが作った部品コンポーネントを自分のアプリケーションに簡単に追加できることです。将来的に様々なコンポーネントが公開されることが予想されます。今までのFlashにもコンポーネントはありましたが、Flex 2になって、よりコンポーネント志向が進んだため、今まで以上に多くのコンポーネントが揃うでしょう。 FlexはFlashファイルを生成しFlash Player上で動作します。Flashの一番の強みは、その圧倒的なシェアです。アドビシステムズの発表では98%のデスクトップ端末がFlash Playerをインストールしており、最新版のFlash Playerをインストールしているユーザも50%に達するとのことです。つまり、Flex 2のアプリケーションは、ユーザが煩雑な手順をかけずに使えるということをあらわしています。 Flex 2は、Flash Player 9をターゲットとしたFlashファイルを生成します。Flash Player 9は、これまでの10倍以上の速度で動作することが報告されており、より本格的なアプリケーションを作成できる環境が整ったといえます。 |
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| さらなる期待 | ||||||||||
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筆者が正式発表を心待ちにしているAdobeのプロジェクトが「Apollo」です。これは、FlexやFlashのようにして、デスクトップアプリケーションが作れるアプリケーションです。クロスプラットフォームで、WindowsとMac OS X上でプログラムを動かすことができます。 現在、Adobeの開発中のプロジェクトなどを一足早く試すことができる「Adobe Labs」や開発者のBlogでスクリーンショットなどが公開されています。 もう1つ期待されるのがMac OS X版のFlex 2 Builderです。現在、Flex 2 BuilderはWindows版だけが提供されていますが、将来的にはMac OS X版も提供される予定です。こちらもAdobe Labsでベータ版を試すことができます。 以上、4回にわたってFlex 2について紹介してきました。Flex 2は将来性が期待されているものの、まだまだ公開されたばかりで情報が少ないのが現状です。これから様々な試行錯誤が行われ、有益な情報が出揃ってくると面白いアプリケーションが生まれてくるでしょう。Flex 2は今後ますます期待できるプロダクトの1つであり、今後その動向がさらに期待できるでしょう。 |
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