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改めて知っておきたいRed Hat Enterprise Linux 4
改めて知っておきたいRed Hat Enterprise Linux 4 - 管理ツール編

第1回:現実路線のサーバ管理ソフトウェア
著者:日本ヒューレットパッカード  古賀 政純   2006/11/24
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gmetadサービスを起動

   設定が終了したらgmetadサービスを起動します。次のコマンドを実行してください。
# service gmetad stop
# service gmetad start
# service gmetad status

   起動後にGangliaサーバの8651番ポートにアクセスできるかを確認します。

# telnet localhost 8651 ← 8651番ポートで通信テスト

   このようにTelnetで8651番ポートに対して接続を行い、XMLファイルが表示されればアクセス可能と判断できます。

   確認後にマルチキャストアドレスを設定します。Red Hat Enterprise Linux 4では、マルチキャストアドレスの設定ファイルを新規作成する必要があります。

# vi /etc/sysconfig/static-routes ← 静的ルーティング設定
any net 224.0.0.0/4 dev eth0 ← eth0に対してマルチキャストを設定

   設定ファイルを作成した後でネットワークを再起動し、マルチキャストアドレスを確認します。


(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   上記のように「224.0.0.0」が設定されていることを確認してください。


gmondデーモンのインストールと設定

   この解説ではまずGanglia管理サーバも監視対象として含めるため、gmondのRPMパッケージをインストールします。

# rpm -vhi ganglia-gmond-3.0.3-1.i386.rpm

   /etc/gmond.confファイルを編集してユーザ名などの設定を行います。


(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   設定が終了したらgmondをGangliaサーバ上で起動します。

# service gmond start
# service gmond status

   Gangliaサーバの8649番ポートにアクセスできるかを確認します。

# telnet localhost 8649 ← 8649番ポートで通信テスト

   Telnetでサーバの8649番ポートに接続し、XMLファイルが表示されればアクセス可能と判断できます。

   Webブラウザを起動してGangliaサーバ自身が監視対象として見えているかを確認します。

# mozilla & ← Webブラウザで確認

   httpd.confファイルでDocumentRootが/var/www/htmlに設定されており、かつganglia-webのRPMから/var/www/html/gangliaが作成されている場合は、次のURLでGangliaにアクセスできます。

http://GangliaサーバのIPアドレス/ganglia

   Webブラウザから接続できことが確認できればGangliaサーバのインストールは終了です。Gangliaサーバ上でgmondを稼動させているので、Gangliaサーバ自身も管理対象ノードとして確認できます。

   なお、管理対象となるノードにはganglia-gmetadはインストールせず、gmondのみをインストールして上記と同様の設定を行います。


次回は

   次回は、その他の管理ツールとして「System Management Homepage」によるハードウェアの障害監視と「Systems Insight Manager」を使ったシステム情報管理について解説します。

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日本ヒューレット・パッカード株式会社 古賀 政純
著者プロフィール
日本ヒューレット・パッカード株式会社
古賀 政純

2000年よりUNIXベースのHAクラスタシステム及び、科学技術計算システムのプリセールスに従事。並列計算プログラミング講習会などを実施。その後、大手製造業及び官公庁系の大規模Linuxクラスタの導入、システムインテグレーションを経験。現在は、大規模エンタープライズ環境向けのLinuxブレードサーバ及びHP Serviceguard for Linux(HAクラスタソフトウェア)のプリセールスサポート、システム検証を担当している。毎日、Linuxサーバと寝食を共に(?)しています。


INDEX
第1回:現実路線のサーバ管理ソフトウェア
  Linuxシステムのハードウェア管理と障害監視
  Gangliaサーバの入手とインストール
gmetadサービスを起動