TOP
>
プロジェクト管理
> ソースコード管理ツール(Subversion)でソースコードを共有する
PHP開発手法
第1回:複数人による開発の要所を押さえる
著者:
ウノウ 尾藤 正人
2006/11/30
前のページ
1
2
3
次のページ
ソースコード管理ツール(Subversion)でソースコードを共有する
以前、とあるエンジニアの方にソースコードをどのように管理しているのかと聞いたところ、ファイル単位で担当者を決めて衝突が起きないようにしているという答えが返ってきました。
これは大変効率が悪いといえるでしょう。なぜなら共通のソースコードを編集することができませんし、編集したい場合にも事前に他の開発者に連絡して確認をとる必要があるからです。
ソースコードの管理には専用のツールを利用すると効率的です。ウノウではSubversionというソースコード管理ツールを使用しています。Subversionではリポジトリという概念でソースコードを一元管理します。
各開発者はソースコードを編集したら、リポジトリにコミットします。Subversionがリポジトリ上にコミットされた情報をマージし、他の開発者はリポジトリからアップデートすることで、いつでも最新のソースコードを得ることができるのです。
図2:Subversionによるソースコード管理
開発環境は本番環境とは別に用意する
驚いたことに、このような基本的なことができてない場合があります。開発環境は何が起こるかわからないので、本番環境と開発環境は完全に切り離すようにしましょう。開発環境で十分にテストしてから、本番環境にアップデートします。本番環境でも、もう一度テストするとよいでしょう。そうすることでバグの発生を事前に防ぐことができます。
前のページ
1
2
3
次のページ
著者プロフィール
ウノウ株式会社 尾藤 正人
CTO
広島市立大学大学院在学中にVine Linux SPARC版の開発を行う。2002年4月、HDEに入社。2003年度未踏ユースプロジェクトに採択され、「みかん - サーバ自動選択型FTPサーバの開発」を行う。退職後、シリコンバレーに語学留学のため渡米。2004年12月、帰国してウノウに参画。写真共有サイト「フォト蔵」を開発中。
ブログ:ベイエリア情報局
http://blog.bz2.jp/
INDEX
第1回:複数人による開発の要所を押さえる
はじめに
ソースコード管理ツール(Subversion)でソースコードを共有する
開発者ごとに独立した開発環境を用意する