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異種DB/データ連携
本当は難しい異種データベース連携〜DataCoordinatorで解決〜

第2回:DataCoordinatorを使ってみよう

著者:日本電気  白馬 智博   2007/3/8
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インストール後のエージェントの設定

   すべてのインストールが終了したら、初期設定作業を行います。

   DataCoordinator/RAエージェントの情報をDataCoordinator/RAサーバに登録するには、次のように作業を行います。
  1. 「スタート → プログラム → DataCoordinatorRA → エージェント → エージェント登録」を選択し、エージェントを登録
  2. 「スタート → プログラム → DataCoordinatorRA → エージェント → JDBCドライバ設定」を選択し、JDBCドライバを登録
  3. JDBCドライバ設定ツールが表示されるため、JDBCドライバを選択後「追加」ボタンをクリック

表2:エージェント情報の登録


インストール後の管理クライアントの設定

   管理クライアントの設定は、設定用のツール「Manager」を使用して行います。Managerは「スタート → プログラム → DataCoordinatorRA → 管理クライアント → Manager」を選択して起動します。


データソース情報の登録

   マスタテーブルおよびレプリカテーブルが存在するDBMSへの接続情報を、データソース情報として登録します。

   Managerの画面左側(機能ツリービュー)にある「データソース情報管理」を選択し、ツールボタンから「データソースの登録」をクリックします。データソース情報の登録画面が表示されるので以下の情報を入力します。

  1. データソース名を入力(任意)
  2. エージェント名を選択(DataCoordinator/RAサーバに登録されたエージェント名を表示)
  3. DBMS種別を選択(DataCoordinator/RAエージェントをインストールしたサーバ上にあるDBMS種別を選択)
  4. 必要であればJDBCドライバ名を修正
  5. JDBCドライバURIを設定(例、jdbc:postgresql://127.0.0.1:5432/postgres)
  6. SID名を指定(Oracle、SQLServerで必要な場合に指定)
  7. 接続ユーザ名を設定(DBMS接続ユーザ名を指定)
  8. 接続パスワードを設定(DBMS接続パスワードを指定)

表3:データソース情報の登録

   さらにCSVファイルのデータソース情報登録は以下のように行います。

  1. インストール時に連携対象として「ファイル」にチェックしたエージェント名を選択
  2. DBMS種別で「Data File」を選択

表4:CSVファイルのデータソース情報の登録

   以上で、環境設定が完了です。なお試用版では、登録できるデータソース数は最大2個までとなっています。


次回は

   次回は、Datacoodinatorを活用したオープンソースのデータベースと商用のデータベースの連携について解説します。
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著者プロフィール
日本電気株式会社  白馬 智博
入社当初はMFのデータベース開発に携わりました。その後、大規模案件のSE(インフラ構築、運用)を経験。現在は、データ連携製品のプリセールを担当して、日々奮闘しています。


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第2回:DataCoordinatorを使ってみよう
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  DataCoordinator/RAエージェントのインストール
インストール後のエージェントの設定