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| ESBによるメディエーション機能 | ||||||||||||||||||
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本連載で考察してきたESBの基本機能は、アプリケーション間を仲介するいわゆるメディエーション(仲介)の機能です。メディエーション機能には次の3つがあります。 表2:メディエーション(仲介)機能 これらの機能をまとめて示したのが図3です。 メディエーション機能を考える上で重要な点は、図中において個々の箱で示しているデータ変換やルーティングの機能が自由に並び替えられ、ユーザ任意のデータ処理フローをESB上に作り出せるようになっているかという点です。この部分が不十分だと、それを補うロジックをアプリケーション内に作り込むなどの作業が発生し、アジャイル性を欠いたものになりがちになります。 ESBのメディエーション機能によって、アプリケーション間の違い(プロトコル、データ構造)を吸収しながらデータやメッセージを相手アプリケーションに送ることができるようになります。 しかしながら、これは基本的に1対1のアプリケーション連携であり、複数のステップからなら業務プロセスフロー(ビジネスプロセス)を実現するためには不十分です。ESBにおけるビジネスプロセスの機能を考える前に、ビジネスプロセスの形態を明確にしておきましょう。 |
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