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PHP事例
実例から学ぶPHP活用術

第1回:高速バス座席予約システム

著者:ゼンド・ジャパン  佐藤 栄一   2007/5/25
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座席予約システムの画面紹介

   座席予約システムのメイン画面では、左側に常にツアーを検索するための「空席情報/予約」が表示されており、目的のツアーを簡単に検索することが可能です。
座席予約システムTop画面
図4:座席予約システムTop画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   またツアーや出発地(乗車する場所)、目的地(降車する場所)、日付を入力することによって、対応するツアーの行程と料金も検索できます。

座席予約システムのツアー検索(運行スケジュール)
図5:座席予約システムのツアー検索(運行スケジュール)
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   検索から空席紹介/予約に切り替えると各ツアーの空席情況が表示されます。「予約」をクリックすると予約画面に進みます。

座席予約システム ツアー選択(空席情報/予約)
図6:座席予約システム ツアー選択(空席情報/予約)
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   空席予約では、複数人のグル—プでの利用を想定しており、予約する人数を男性/女性を分けて入力します。性別による人数の入力は、後の処理で重要な情報になります。

座席予約システムの予約入力
図7:座席予約システムの予約入力
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   この後は、予約者情報の入力や決済処理に進みます。


機能追加

   座席予約システムの最初のリリースでは、座席の予約機能しか持っていませんでした。パソコンおよび携帯電話から、ツアーの検索、座席の予約、予約者情報の入力、決済処理および関連するバックオフィス機能だけです。

   その後、段階的に機能追加を行い、利用者やバックオフィスのさらなる利便性をはかっています。


座席配置の自動化

   座席表とは、乗客がどの席に着席するかを決めるものです。乗車時に乗客が自由に決めることもできます。しかし、それでは不公平や不満を持たれる原因となります。そのため、事前に最適な配置を決めておくのです。

   バスの座席を決めるには、様々なノウハウが必要でした。例えば「同じグループを隣接するようにする」「別のグループの男女を隣同士にしない」「窓側から配置する」などです。以前は、この処理を人間が直接入力していました。

   そこで座席予約システムに、予約内容(性別別の人数)から各便の座席表を作成する機能を追加しました。これは利用者からは見えない機能です。

   この機能によって以前は人間が行っていた座席の配置処理をシステムが自動的に行うようになりました。その効果は、非常に大きいものです。また、システムがうまく配置できなかった場合には、手動による訂正機能で変更も可能です。

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ゼンド・ジャパン株式会社 取締役 佐藤 栄一
著者プロフィール
ゼンド・ジャパン株式会社  取締役  佐藤 栄一
ZendプロダクトおよびMySQLプロダクトを担当。ゼンド・ジャパン株式会社は、PHPのコア技術者が設立したイスラエルZend Technologiesと提携関係にあり、Zendプロダクトの国内総代理店です。ZendプロダクトをベースとしたXAMPによるシステム構築を推進しています。


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