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Red Hat Enterprise Linux 5
簡単!Red Hat Enterprise Linux 5インストールガイド

第3回:再起動後のセットアップが終われば完了

著者:日本ヒューレット・パッカード  古賀 政純   2007/6/12
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日付と時刻

   日付と時刻を合わせます。ここで設定しているのは、OSレイヤでの時刻の調整です。OS起動後は、dateコマンドで設定した日時になっているかを確認します。またハードウェアクロックの時刻と同じになっているかをhwclockコマンドでも確認しておくとよいでしょう。
日付と時刻の設定
図6:日付と時刻の設定
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   時刻のズレを補正するためにNTPサーバを利用する場合は、ネットワークタイムプロトコルのタブをクリックし、サーバがアクセス可能なインターネットやLAN上のNTPサーバを指定できます。もしNTPサーバと時刻同期しない場合は指定しなくてもかまいません。

   ただし、サーバの利用形態によっては、時刻のズレがシステム停止を招く恐れもありますので、できればNTPサーバに接続できる環境を用意するようにしてください。暫定的にサーバを構築する場合は、NTPサーバへの接続がない環境でも利用可能ですが、NTPサーバによる時刻補正がないリスクを十分理解した上でサーバを利用してください。日付と時刻、ネットワークタイムプロトコルの設定を確認後「次へ」をクリックします。

NTPサーバを利用する場合の設定
図7:NTPサーバを利用する場合の設定
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


Red Hat Network接続設定

   Red Hat Network(http://www.thinkit.co.jp/free/article/0611/12/1/)へのログインアカウントを作成済みの場合はここで入力することが可能です。Red Hat Networkへの接続を行わない環境では「なぜRHNに接続する必要があるのですか?」を選択し「進む」をクリックします。

Red Hat Network

徹底入門!! Red Hat Network
第1回:Red Hat Networkとは何か

Red Hat Networkへの接続を行わない環境では「なぜRHNに接続する必要があるのですか?」を選択する
図8:Red Hat Networkへの接続を行わない環境では「なぜRHNに接続する必要があるのですか?」を選択する
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   Red Hat Networkへの登録を行わなかった場合は、以下のようなメッセージが表示されます。

Red Hat Networkへの登録を行わなかった場合に表示されるメッセージ
図9:Red Hat Networkへの登録を行わなかった場合に表示されるメッセージ
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   この時点でRed Hat Networkへの登録を行わなくても、Red Hat Enterprise Linux 5は利用可能です。Red Hat Networkへの接続設定はOS起動後、rhn_registerコマンドにより設定できますので、この時点で設定しなくてもかまいません。メッセージを確認後「進む」をクリックします。

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日本ヒューレット・パッカード株式会社 古賀 政純
著者プロフィール
日本ヒューレット・パッカード株式会社
古賀 政純

2000年よりUNIXベースのHAクラスタシステム及び、科学技術計算システムのプリセールスに従事。並列計算プログラミング講習会などを実施。その後、大手製造業及び官公庁系の大規模Linuxクラスタの導入、システムインテグレーションを経験。現在は、大規模エンタープライズ環境向けのLinuxブレードサーバ及びHP Serviceguard for Linux(HAクラスタソフトウェア)のプリセールスサポート、システム検証を担当している。毎日、Linuxサーバと寝食を共に(?)しています。


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第3回:再起動後のセットアップが終われば完了
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