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| コンポーネントについて | ||||||||||
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Ubuntuのレポジトリでは、パッケージが「main」と「restricted」「universe」「multiverse」の4つのコンポーネントに分類されています。それぞれのコンポーネントでサポートレベルやライセンスは、表1のようになっています。 リスト10は、CD-ROM上のレポジトリを削除し、universeおよびmultiverseコンポーネントを有効にした6.06 LTS用sources.listの例です。コメント行は省略してありますが、日本で運用するサーバならば、多くの場合はこのsources.listを利用することで問題なく運用できます。
表1:コンポーネントの一覧 リスト10:日本国内で利用するサーバ向けのsources.list リスト11:ドキュメントを表示
$ less README.Debian.gz
リスト12:パッケージ名で内容を検索
$ dpkg -L パッケージ名 | less
リスト13:サーバアプリケーションの操作
$ sudo /etc/init.d/スクリプト start ── 起動
リスト14:確認すべきログ
パッケージ情報を更新するまでsources.listの変更は有効にならないため、1ページ目のリスト1に掲載したapt-getコマンドで、パッケージ情報を更新します。 |
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| サーバアプリケーションの管理 | ||||||||||
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APTを使って目当てのサーバアプリケーションを導入したら、次はそのアプリケーションを管理する方法を覚えておきましょう。ここでは、Ubuntuにおけるサーバアプリケーションに共通する、ごく基本的な管理方法について解説します。 まずドキュメントファイルの参照についてです。各パッケージのドキュメントは「/usr/share/doc/パッケージ名」以下に収録されています。前述のopenssh-server」の場合は、「/usr/share/openssh-server/」となります。 アプリケーションによっては、この中にある「README.Debian.gz」にパッケージのインストール後に行うべき設定の方法が書かれていることがあります。どのように設定すべきか迷ったときは、まずこのファイルを参照するとよいでしょう。内容を参照するには、リスト11のコマンドを実行します。 設定ファイルは「/etc」以下のディレクトリに配置されます。ディレクトリ名はアプリケーション名やパッケージ名から推測がつくケースがほとんどでしょう。もしわからない場合にはリスト12のコマンドを実行し、「/etc」以下にどのようなファイルが置かれたかを確認します。 設定ファイルの具体的な編集方法は、前述のREADME.Debian.gzやその他のドキュメントファイル、目的のサーバアプリケーションに関する書籍などを参照してください。 |
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| サーバアプリケーションの起動と終了 | ||||||||||
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サーバアプリケーションの起動と終了は、/etc/init.d/以下に配置されたスクリプトを使ってリスト13のように行います。例えばopenssh-serverの場合は「/etc/init.d/ssh」を使います。 サーバアプリケーションのようなバックグラウンドで動作するプログラムは、処理の内容や発生したエラーを「/var/log」以下のログファイルに記録します。サーバアプリケーションが期待通りに動作しない場合は、まずリスト14のログの内容を確認すると良いでしょう。 これらの他に、各サーバアプリケーションが専用のログファイルを作る場合もあります。詳しくは各アプリケーションのドキュメントを参照してください。 Ubuntu Serverの基本的な特徴は以上です。次回は、実際にサーバアプリケーションをインストールして動作させるまでの手順を、例をあげて解説します。 |
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