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| 高度な可用性 | ||||||||||
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パフォーマンスだけでなく、Oracle Databaseは障害に強いデータベースだ、ともいわれています。これも間違いではなく、その理由はバックアップとリカバリの高度な機能が多数提供されている、というところにもあります。しかしそれだけでは高可用性について語るには不十分なのです。 現在Oracle Databaseの高可用性を実現する特徴的な機能が「Real Application Clusters」というものです。RAC(ラック)と呼ばれるこの機能は、Enterprise Edition固有のオプション製品で、Standard Editionでは特別に標準機能として利用することができます。Standard EditionでRACを利用する場合は、クラスタ全体で4CPUまでの構成にしなくてはならないといった制約はあるものの、2CPUのIAサーバ2台で構成できることから規模の小さなシステム向けにも最適といえます。 RACの特徴は、本番機と予備機を用意するHAクラスタと違ってクラスタを構成するすべてのサーバが本番機として動作する点にあります。したがって、2CPUのサーバが2台あるなら、4CPU分のサーバと同等のパフォーマンスを発揮するのです。これだと障害時にだけ稼働する予備機に投資したくないといったユーザにとってもありがたいところです。 |
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| プラットフォームにオープン | ||||||||||
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「Oracle DatabaseはOSを選ばない」というと揚げ足を取らるかもしれませんが、Linux/UNIX/Windowsと、オープンシステムで採用されるOSのすべてに対応しています(注3)。 OSを選ばないのでハードウェアのベンダーを選ばないし、特定のベンダーの技術にも依存しません。そのためパッケージソフトウェアを開発する際にも、お客様に自由にOSを選んで頂くことができるのでSIerの方々も商機を増やすことに繋がるといえるでしょう。 |
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| 開発言語にオープン | ||||||||||
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プラットフォーム同様に、オラクルはアプリケーションを開発する言語に対しても広く門戸を開放しています。それはベンダー純正のミドルウェアを豊富に提供しているということでもあり、あるいは技術情報を広く提供するともいえるでしょう。 OTNで情報提供を行っている言語も含めれば、.NET/Java/PHP/Perl/Ruby on Rails/C/C++/COBOLなどがあり、特定の言語のみ相性が良いということもありません。 |
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| まとめ | ||||||||||
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「データベースなどどれでも一緒」とか「安い方が良いに決まっている」、「使い勝手や相性が重要だ」など様々な意見を耳にします。現在市販されているデータベース製品には、それぞれに特徴があり、必ずしも一部のユーザ向けとはいえません。 同様にデータベースというテクノロジにはまだまだ進化の余地があるはずです。よりユーザや管理者が楽になるように、あるいは経営者にとっての課題を解決するように、開発者の効率を高めるように、日々進化を続けているのです。7月に米国で発表されたOracle Database 11gでは400を超える新機能が搭載され、顧客の要望の強い機能が追加されています。 今回はオラクルという会社とOracle Databaseという製品の基本的な情報の紹介だけで終わってしまいました。次回は、そうした世界への入り口として、Oracle Databaseの基本的な構造について紹介していきます。 |
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