 |

|
ORACLE MASTERになろう |
第2回:ORACLE MASTER開発者向けトラック Silver PL/SQLが改訂!
著者:日本オラクル 西部 正義 2007/7/24
|
|
|
前のページ 1 2
|
 |
ORACLE MASTER Silver Oracle PL/SQL Developer
|
ORACLE MASTER Silver Oracle PL/SQL DeveloperはOracle Databaseを使用したシステムを開発する技術者にとって必要となるPL/SQLの専門知識・技術を証明するものです。
例えば同資格の取得に必要なPL/SQLプログラミングの試験では、下記のような知識が求められます。
- プロシージャの作成
- ファンクションの作成
- サブプログラムの管理
- パッケージの作成
- データベース・トリガーの作成
表2:PL/SQLプログラミングのテスト項目の例
|
ORACLE MASTER Silver PL/SQLの改訂ポイント
|
このPL/SQLの試験と資格が7月20日に改訂されました。この改訂の大きなポイントは以下の2つです。
- 1.資格名の変更
- 旧)ORACLE MASTER Silver Oracle9i PL/SQL
- 新)ORACLE MASTER Silver Oracle PL/SQL Developer(バージョンの特定なし)
- 2.認定取得に必要な資格数の変更
表3:改訂のポイント
今回の改訂の一番の特徴は、1の資格名からバージョンの特定がなくなるということです。ORACLE MASTERは多くのベンダー資格がそうであるように原則製品のバージョン指定があります。例えば、ORACLE MASTER 10g SilverはOracle Database 10gでの管理者スキルを認定するものです。
これは、製品のバージョンが変わればそれにあわせて必要な知識も異なってくるためです(例えばOracle 7の時の知識だけでは、現在のOracle 10gの環境を運用することはできません)。
しかし、PL/SQL Silverで扱うトピックは、バージョンが異なるからといって大部分が変わるものではなく、Oracle 9i/Oracle 10gで共通のものであるため、今回の改訂で資格のバージョンの特定が外れます。
また2つ目のポイントは、認定に必要な試験数が変更になることです。
- パスA:「SQL」「Oracle入門」「PL/SQLプログラミング」の3試験に合格
- パスB:「Bronze SQL基礎I」「PL/SQLプログラミング」の2試験に合格
表4:変更になった認定に必要な試験数

図1:PL/SQL Silver取得条件
今回の改訂でパスBが追加されました。従来のパスAと比べて認定取得に必要な試験数が1つ減ります。難易度が簡単になっているわけではありませんが、負担する費用が少なくなりますので受験する立場からすると助かります。
|
データベース管理者トラックと開発者向けトラックどちらを選ぶか
|
今回の改訂で、開発者向けトラックのSilver資格が大変魅力的なものになりました。こうなると、データベース管理者トラックのSilverを目指すか、開発者トラックのSilverを目指すかで悩む方もいると思います。そのような方には、まず「第1回:ORACLE MASTERとは」で紹介した「データベース管理者トラックのBronze」に挑戦することをお勧めします。Bronze資格に挑戦することで、データベースの基本スキルを身につけ、自身の適正を確認することができるからです。
その上で、進みたいキャリア・パスを踏まえて、データベース管理者トラックのDatabase 10g Silverに挑戦するのか、開発者向けトラックのPL/SQL Silverに挑戦するかを検討するのがよいと思います。
なお、ORACLE MASTERの取得フローは以下のサイトにわかりやすくまとめられていますのでご参考にしてください。
|
前のページ 1 2
|

|
|

|
著者プロフィール
日本オラクル株式会社 西部 正義
オラクルユニバーシティ ビジネス推進部
大手SI企業でオープンシステム開発を担当。ORACLE DATABASEの虜になり日本オラクルに入社。サポート部門で技術の深堀をしたのち、オラクル・ユニバーシティにて講師を担当。現在は「技術者の視点で有用なものを!」をモットーにORACLE MASTERのプランニングを担当。
|
|
|
|