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> 対応法2:METAタグによるキャッシュ制御
システムの運用・保守を考えていますか?
第3回:システム利用環境を考慮していますか?
著者:
みずほ情報総研 老川 正志
2007/9/19
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対応法2:METAタグによるキャッシュ制御
2つ目の対応方法としては、HTMLにMETAタグを付ける方法です。<meta http-equiv="xxxxxxxx" content=“yyyyyyyy” />というMETAタグを指定すると、キャッシュを制御することができます。有効となる「http-equiv」の値は表5の通りとなります。
「http-equiv」
の値
概要
Cache-Control
HTTP/1.1で定義しているキャッシュを制御します。
「content」の値には、表4と同じ値を記述できます。
Pragma
HTTP/1.0では、Cache-Controlヘッダを実装しておりません。
そこで「Pragma: no-cache」と記述することで、「Cache-Control: no-cache」と同じ効果が得られます。
Expires
コンテンツの有効期限を指定します。
表5:キャッシュを制御するのに有効となるMETAタグ
このMETAタグを使ったXHTMLの例はリスト3のようになります。
リスト3:METAタグによるキャッシュ制御の例
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
METAタグによるキャッシュ制御について、1つ留意点があります。METAタグによるキャッシュ制御はHTML中に記載することから、基本的にはWebブラウザのキャッシュを制御します。そのため、プロキシサーバなどの機器も含め、確実にキャッシュを制御したい場合は、「HTTPヘッダとMETAタグの両方を使用する」方がよいでしょう。
今回のまとめ
現在のシステム利用環境では、キャッシュ機能を持つ機器が多くの箇所に存在することを確認し、その中でキャッシュを適切に制御する方法を2つ説明しました。
次回が最終回となりますが、最終回はアプリケーションデプロイなどの、システム更改を切り口とした内容を説明します。
システム利用環境にありがちな、キャッシュ機能を考慮しましょう
Webブラウザのキャッシュ、プロキシサーバのキャッシュ、Webサーバのキャッシュなど、キャッシュ機能を持つ機器は多くの箇所に存在します。
HTTPヘッダ、METAタグを使い、キャッシュを適切に制御しましょう。
表6:今回のまとめ
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著者プロフィール
みずほ情報総研株式会社 老川 正志
技術企画部 システムエンジニア
2001年、株式会社富士総合研究所(現 みずほ情報総研株式会社)入社。システム開発部門への技術支援業務を経験後、データセンター ソリューション「TEXIV(テキシブ)」の立ち上げに参画、2002年から現職。現在は、ホスティングサービス事業の拡大のほか、システム開発効率向上の企画・調査を担当。
INDEX
第3回:システム利用環境を考慮していますか?
トラブル事例
キャッシュ機能の対応方法
対応法2:METAタグによるキャッシュ制御