全般にredMineのユーザインターフェースは直感的で、カレンダーやガントチャートなどのプロジェクト横断的な機能も自動的に連携するため、インストールした直後から本格的なプロジェクト管理に使えます。
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図8:ガントチャート (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
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図9:フォーラム (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
またプロジェクト全体が抱えるバグや機能改善、サポートなどの件数を俯瞰的に把握できるレポート機能(集計機能)も付属しています。
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図10:レポート機能 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
最後にカスタマイズ機能としてカスタムフィールド機能を紹介します。これは企業やプロジェクトごとに追加で必要なフィールドを任意に作成できる機能でたいへん便利なものです。
カスタムフィールドは管理者としてログインして「管理 → カスタムフィールド」のメニューから作成することが可能です。図10は「インシデントソース」というプルダウン型(リスト型)のフィールドを追加している例です。
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図11:カスタムフィールドを追加 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
このフィールドは、例えばバグ報告の画面ですぐに使用することが可能です。
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図12:「インシデントソース」フィールドが実装されている (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
redMineはソフトウェア開発プロジェクトの管理用ソフトウェアとして、Tracに続く本命として今後も発展するでしょう。またRubyによって開発されるアプリケーションの良い例として、Rubyが非常に軽快でリッチなユーザインターフェースを実現することを学べる素材でもあります。
次回は、エンタープライズ型とアプリケーション統合型のプロジェクト管理ソフトウェアをご紹介しましょう。
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