TOPプロジェクト管理> 「要件定義、ヒアリング」と「基本設計」フェーズでの管理手法
実践プロジェクト管理
実践プロジェクト管理

第2回:見積もり〜設計フェーズで重要なポイント

著者:システムインテグレータ  安治 理之   2007/8/20
前のページ  1  2  3
「要件定義、ヒアリング」と「基本設計」フェーズでの管理手法

   「要件定義、ヒアリング」と「基本設計」フェーズでの管理手法は以下のようなものがあり、これらはツールを利用することで負担を軽減することができます。
  • 体制図の作成
  • マインドマップ、ブレインストーミング、KPT法、見える化(注1)、オープンソロジー(注2)などの課題管理手法

表5:「要件定義、ヒアリング」と「基本設計」フェーズでの管理手法

   KPT法とは、Problem(課題) → Try(改善) → Keep(定着)サイクルの頭文字を取った課題管理手法です。ホワイトボードやA3の紙などを以下のように区分けして、区分けごとに箇条書きしていきます(図1)。

KPT法の例
図1:KPT法の例

※注1: 見える化
トヨタ生産方式の用語から派生した、状況や問題点などをいつも見えるようにしておく手法

※注2: オープンソロジー
要求開発方法論に関するアライアンス
http://www.openthology.org/index.html


「要件定義、ヒアリング」と「基本設計」フェーズでの便利ツール

   今回紹介するツールについて、有償のものは【有償】、フリーのものは【フリー】、オープンソースソフトウェアは【オープン】と記載しています。ぜひ導入検討時の参考として頂ければと思います。

Microsoft Office Excel
【有償】 http://office.microsoft.com/ja-jp/excel/default.aspx
体制図、要件定義書、基本設計書作成などに利用されることが多い(お客様側で利用されているソフトである事が前提)
MindManager
【有償】 http://www.mindjet.com/jp/
プロジェクト情報の把握、整理、共有が容易。わかりやすさが最大のメリット(図2)
Microsoft Office Project
【有償】 http://office.microsoft.com/ja-jp/project/default.aspx
プロジェクトの要員手配、スケジューリング策定に利用
ProjectKeeper
【無償】
【オープン】
http://www.sios.com/product/ProjectKeeper/index.html
プロジェクト概要、スケジュール、工程一覧の一括管理が可能
XEAD
【無償】 http://homepage2.nifty.com/dbc/xead.html
要件定義、プロジェクト概要、基本設計などの一括管理が可能(図3)

表6:「要件定義、ヒアリング」と「基本設計」フェーズでの便利ツール

MindManager
図2:MindManager
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

XEAD
図3:XEAD
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


「詳細設計」フェーズ

   「詳細設計」フェーズは、要求定義や基本設計で判明した内容を、システム化するための詳細設計を行うことを目的としています。アジャイル開発などでは、顧客の要求とのブレを最小限にするなどの目的で「モックアップ(Web紙芝居)」などを作成して、機能を決定していくこともあります。


「詳細設計」フェーズでの便利ツール

   このフェーズで利用したい便利ツールとしては、以下のようなものがあげられます。

CSSEZ
【無償】 http://jp.cssez.com/
Web開発時のデザインモックアップサンプルなどに利用(図4)
CVS
【無償】 https://www.cvshome.org/
設計書などのドキュメントやソースコードをはじめとしたファイルの共有、保存、排他制御、取得に利用され、ファイルバージョンを管理できる
Visual SourceSafe
【有償】 http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/products/ssafe/
default.aspx
主な機能内容は、CVSとほぼ同等

表7:「詳細設計」フェーズでの便利ツール

CSSEZ
図4:CSSEZ
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


次回は

   次回は、今回紹介できなかった5〜9までのフェーズについて、同様に解説します。

前のページ  1  2  3


株式会社システムインテグレータ 安治 理之
著者プロフィール
株式会社システムインテグレータ  安治 理之
物流、顧客管理、生産管理、販売予測、etc対応などの個別システム案件開発から、EC(電子商取引)、LMS(学習管理)、ERPなどのパッケージカスタマイズ開発まで、お客様ごとに異なる案件に対応し続けて幾年月。よりよいオーバーホール手法を求めつつ、現在もフルスクラッチ型案件開発を中心に、稼働を続けるシステムエンジニア。


INDEX
第2回:見積もり〜設計フェーズで重要なポイント
  見積もりフェーズから設計フェーズまでを解説
  「要件定義、ヒアリング」と「基本設計」フェーズ
「要件定義、ヒアリング」と「基本設計」フェーズでの管理手法