Rubyの実行環境
それでは実際にRubyのプログラミングを試してみましょう。まず使うための環境作りから説明します。
インストール
ではさっそくRubyをインストールして使ってみましょう。ここではWindowsにRubyを導入する手順を解説していきます。
Windows向けのRuby実行環境はいくつかの選択肢があるため、いったい何をインストールしてよいのか迷ってしまいがちです。筆者は「One-Click Ruby Installer for Windows」をお勧めします。これは現在のところ英語版しかありませんが、Windows環境向けに標準以外にも便利なライブラリパッケージを追加しています。メッセージこそ英語ですが、ウィザード形式の便利なインストーラが付属しているディストリビューションで、日本語Windowsでの動作も問題ありません。
上記のWebサイトから2007年9月での最新安定板である「ruby186-25.exe」をダウンロードして実行してみましょう。すると次のようなインストーラが起動します。案内にしたがってインストールしてください。

図1:インストーラの画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
必要なファイルがコピーされ、環境変数PATHにRubyのフォルダが追加されるはずです。
Rubyプログラムの実行
正常にインストールできたか確認してみましょう。コマンドプロンプトを起動して下記のコマンドを入力します。
ruby -v
次のようにRubyのバージョンが表示されればインストール成功です。
> ruby -v
ruby 1.8.6 (2007-03-13 patchlevel 0) [i386-mswin32]
ドキュメント
実際にRubyプログラミングをはじめる前にオンラインで読めるドキュメントを紹介します。
このほかにもHTML化したリファレンスマニュアルもあるのでダウンロードして手元に置いておくとオフラインやネットワークが遅い時に参照できて便利です。
まとめ
今回でRubyを使う準備が整いました。次回では実際にRubyプログラムを書いて実行してみますのでお楽しみに。