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Ruby on RailsとAdobe AIRでデスクトップアプリを作る
第5回:どこでも付箋紙にアクセス!
著者:
ワイズノット 増井 雄一郎
2007/9/27
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AIRとRuby on Railsを繋ぐ!
ではAIRとRoRを繋げて、付箋紙の情報をネットワーク上のサーバに保存するようにします。
RoRとAIRを連携させる方法はいくつかありますが、今回はRoR側をRESTfulにして、AIR側でこのRESTfulなAPIにアクセスするという動作にしましょう。こうすることでAIR以外のクライアントも手軽に作ることができるようになるからです。
AIRは、RESTfulなアプリケーションへのアクセスが特別得意な訳ではありません。しかしActionScript 3では、E4X(ECMAScript for XML)という、XMLに関する拡張がとりこまれており、XMLの操作が容易になっています。これを使ってRoRのRESTful APIへアクセスするようにしましょう。
ActionScriptでHTTPアクセスするにはURLLoaderクラスを使います。このクラスを使ってRails側に保存してある付箋一覧を取得して、表示させましょう。
まずは、メニューウィンドウの「読み込み」ボタンを押すと、「http://localhost:3000/stickies.xml」からデータを取得するようにします。
memu.mxml
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
このmxmlを実行すると、図3のようにメッセージウィンドウに「http://localhost:3000/stickies.xml」の内容がそのまま表示されます。
図3:メッセージウィンドウ
これを解析して、Stickyクラスを呼び出すようにすれば、このXMLに書いている付箋を画面に表示させることができます。同時にstickiesという配列に付箋をすべて保存しています。E4Xについては、Adobeエバンジェリストのakihiro kamijo氏のblogを参考にしてください。
akihiro kamijo: E4X
http://weblogs.macromedia.com/akamijo/archives/2006/02/e4x.cfm
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著者プロフィール
株式会社ワイズノット 増井 雄一郎
PukiWikiなどのオープンソース活動を経て、2005年からRuby on Railsに的を絞り、2006年はRubyに関する仕事のみで生計をたてる。これまでのフリー活動から転身し、アメリカ行きを目指して2007年4月に(株)ワイズノットに入社。クロスメディア事業部でSaaSプラットフォームの構築に従事。現在の興味はテキストマイニング。
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第5回:どこでも付箋紙にアクセス!
付箋っぽいウィンドウを作ろう
AIRとRuby on Railsを繋ぐ!
RoR側で登録した付箋の表示