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どこで使える、そのSaaS? |
第6回:プラットフォーム上でアプリケーションを提供「Bizca」
編者:シンクイット編集部 協力:アスタリクス 2007/10/24
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SaaSプラットフォームとしてのBizca
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今後SaaSの利用が広まれば、SaaSアプリケーションの乱立がユーザ企業にとって問題になると予想される。ユーザ企業としては、利用するSaaS環境を統一することが理想的なはずだ。
Bizcaはこれに向けて、単なるグループウェアではなくSaaSプラットフォームを目指している。アプリケーション購読によって機能の追加を容易に行えるだけでなく、使いやすいユーザインタフェースやシステム連携に必要な基本機能をプラットフォームとして提供している(図5)。
図5:プラットフォームイメージ(点線内は将来的なリリース予定) (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
プラットフォームの特徴としては、前述の「シングルページアプリケーション」のほかに以下のようなものがあげられる。
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使いやすい管理画面
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SaaSのメリットは、中堅・中小企業で発揮されると考えられるが、特に中小企業にはスキルが高い専任の情報システム管理者がいないケースも多い。このため、管理者の負荷を軽減するために、管理者機能を使いやすくすることを目指している。
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視覚的な画面
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例えば、企業の組織体制を定義する画面では、ツリービューによる視覚的な画面を提供している(図6)。
図6:ツリービューによる画面 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
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直感的な操作
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例えばトップページの画面配置は、マウスによるドラッグアンドドロップで直感的に変更できる(図7)。
図7:ドラッグアンドドロップによる画面配置の変更 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
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多言語対応
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2007年11月に、多言語への対応を予定している。オフショアなどが広がりつつあるビジネス背景に合わせ、多国籍チームの仕事を支援できることも重要となる。なお、11月時点では日本語および中国語に対応する予定だ。
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まとめ
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ASPやSaaSに共通するメリットは「すぐに使えて初期コストが低く、導入が容易である」といった点だ。その上でBizcaならではのメリットとして、使いやすいユーザインタフェースを備えた点や、ユーザサイドで容易に管理できる、インターネットを活かした他システムとの連携、グローバルな利用への対応などがある。
今後予想されるSaaSの乱立が現実のものとなった時、Bizcaが備えるサービスの拡張性は重要な点になってくるといえるだろう。
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