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【バグ管理の作法】 第1回:編集者ガチンコバトル「バグ管理に役立つ最新刊」 著者:シンクイット編集部 公開日:2007/12/1(土) コーディング力・コードリーディング力でバグを征する 続いて紹介するのは、毎日コミュニケーションズの西田 雅典さんが送り出した以下の2冊だ。 これまでにも「Code Reading」や「Write Great Code」シリーズ、「Write Portable Code」「FreeBSD fan Vol.1」「玄箱の本」「改訂第2版 ケータイHTMLコンパクトリファレンス」「ドキュメントハックス−書かない技術」などなど、さまざまなジャンルに挑戦している。 まずは「Code Craft 〜エクセレントなコードを書くための実践的技法〜」へのコメントからみていこう。 「本書は『より優れたプログラマーになる』ために必要となる、さまざまなコーディングポリシーを解説しています。その範囲は、防御的プログラミング、スタイルの統一、命名法、コメント、ドキュメンテーション、エラー検出と処理、テスト、セキュリティ、チームワーク、開発プロセス、仕様書、見積もりなど、多岐に渡ります。 プログラミング言語を限定したり、小手先のテクニックにとらわれずに概念を中心に紹介しているため、多くの開発現場で実践的に通用する内容になっています。 エラーに関しては『避けられないもの』として、検出とデバッグにそれぞれ1章を割いていますが、ツール、テスト、ビルドシステム、設計、ソース管理、開発プロセスなどの章も参考になるはずです。 また、章末にはQ&Aセクションがあり、巻末に回答と説明が掲載されていますが、単なる回答集ではありません。各章を読んだ上で、自分の頭で考え、説明と照らし合わせてください」
より優れたプログラマーになるために!Code Craft 〜エクセレントなコードを書くための実践的技法〜 著者:Pete Goodliffe、トップスタジオ(訳)、鵜飼文敏(監訳)、後藤正徳(監訳)、平林俊一(監訳)、まつもとゆきひろ(監訳) 発行:毎日コミュニケーションズ ISBN:978-4-8399-2194-1 仕様:B5変型判 720ページ 価格:6,825円(税込み) 発売日:2007年11月28日
バグの発見につながるコードの特性を知ろうCode Quality 〜コードリーディングによる非機能特性の識別技法〜 著者:Diomidis Spinellis、トップスタジオ(訳)、鵜飼文敏(監訳)、後藤正徳(監訳)、平林俊一(監訳)、まつもとゆきひろ(監訳) 発行:毎日コミュニケーションズ ISBN:978-4-8399-1979-5 仕様:B5変型判 624ページ 定価:5,880円(税込み) 発売日:2007年05月21日 「『Code Reading 〜 オープンソースから学ぶソフトウェア開発技法』で、ソースコードを読むことの重要さを示したDiomidis Spinellisが、『Code Quality』と同様にオープンソースソフトウェアの実際のソースコードをサンプルに使い、コードの品質について解説しています。 本書では『バグそのものを管理する』というよりは、『質の高いコードを書くことで、バグを減らすとともに、発生したとしても、より迅速に、より的確に修正が可能になる』ということを繰り返し述べています。 特に『第7章 保守性』では、バグの発見や修正に必要となる『解析性』『変更性』などを含む広い範囲におけるコードのさまざまな特性について、全体の約1/4を割いて解説しています。 『最初からバグの少ないコードを書く』のは、『言うは易し行うは難し』以外の何者でもありません。そして本書には、そのための知恵が詰まっています」 最後に取り上げる1冊は、近代科学社の「ソフトウェア・テストの技法 第2版」だ。 |
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