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> 現在有効な人脈形成としてSNSがあげられていますが、山田さんはどのようにお考えでしょうか
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山田氏
それまで人脈を増やすようなことを全くしていなかった人がmixiにより人脈を増やすようになったという人をよく聞きます。「高校デビュー」ならぬ「mixiデビュー」といった感じでしょうか(笑)
SNSの特徴として「社会的な人脈図として、人の『縁』が目に見える『知り合いの輪』コミュニティ」「招待制という現実世界の人間関係に基づいたネットワークの『信頼性・安心感』」「お互いの顔が見える知り合いなので、過度の誹謗中傷が存在しない」といった特徴がありますので、リアルで知らない人達の世界に入っていきやすい環境であると思います(図1)。
図1:新たなコミュニティモデルとしてのSNS
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
SNSのメリットとしては、mixiやGreeなどマス型SNSとある分野に特化した特化型SNSでは大きく違うと思います。
マス型SNSでは、日記機能などにより、「友人と気軽に連絡を取り合うことができる」といったメリットがあると思います。メールや電話などでは特に用がないとあまり連絡は取らなかったりしますが、日記を通じてのコミュニケーションは気軽に行うことができます。
特化型SNSのメリットとしては、多くの友人とつながっているマス型SNSでは語ることができないネタで思う存分語ることができるというメリットがあります。
ダイエット系SNS、オタク系SNS、同性愛者系SNS、社内SNSといったものですね。ちなみに私は「山田さん限定の山田SNS」というSNSを運営しています(笑)
2004年はmixiなどのマス型SNSが流行りはじめた年、2005年は特化型のSNSが流行りはじめた年、そして2006年は社内SNSが流行りはじめるだろう、と考えています。社内SNSのメリットとしては、社内のコミュニケーションを活性化させることで手嶋屋がSNSにグループウェア機能を追加したサービス「PNEBIZ」は今年度内に1000社以上の導入を目標としています。
エンジニアの方で現在の環境に満足していない方によくお会いします。
この業界は他の会社の人と接する機会が少ないですが、他の会社との人脈を作り、色々な人の話を聞いてみてはいかがでしょうか。それにより、自分の会社への評価も変わってきますので、後々、後悔することもなくなるかと思います。
人脈を作るツールとしてSNSを使って頂ければ嬉しいですね。自分に合ったSNSがなければ、オープンソースであるSNSエンジン「OpenPNE」を使って自分で作るのも面白いと思います。
エンジニアのキャリアパスはどんどん多様化しておりますが、一部のネット上の情報だけでは、自らの可能性を閉ざしてしまいます。常に人脈形成は意識して行いたいですね。
山田さん、本日は貴重なお話ありがとうございました。
テクノブレーン株式会社 山岸 雅己氏
1978年生まれ。某外資系H/Wベンダーにて採用業務を経験。現在はエンジニア、コンサルタントを中心に、年間300名以上の方とお会いしている。求人案件紹介のみにとらわれないキャリアの視点からの情報提供を心がけており、今後のキャリアプランをお会いした方と一緒に考えていく。
山田 崇之氏
1979年生まれ。私立大学卒業後、アイエックス・ナレッジ株式会社に入社。業務系SEとして3年間経験後、フリーランスとして独立。現在は手嶋屋と契約を結び、営業活動を行っている。
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