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| クラスタリング基本動作の確認 | ||||||||||||
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さて、それでは実際にTomcatを立ち上げて見ましょう。まず"tomcat1"を立ち上げます。すると"catalina.out"の出力が表示されます。 次に"tomcat2"を立ち上げます。 "tomcat2"の"catalina.out"の出力では"tomcat1"の時とは異なり、以下の情報が追加され、"tomcat2"がメンバーシップに参加したことがわかります。 |
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2005/01/05 19:01:17 org.apache.catalina.cluster.tcp.SimpleTcpCluster memberAdded
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"tomcat1"の方の"catalina.out"にも以下のようなメッセージが出力され、こちらからもメンバーシップに"tomcat2"が加わったことがわかります。 |
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2005/01/05 19:01:22 org.apache.catalina.cluster.tcp.SimpleTcpCluster memberAdded
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最後にApacheを立ち上げればクラスタ環境の設定は完了です。 |
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| ネットワーク切断時には注意 | ||||||||||||
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「クラスタ動作シーケンス」の項で説明したように、tomcat1がダウンした場合はそれをもう一方のtomcat2が検知して制御を移します。しかし「ネットワークケーブルが抜けた」とか「ネットワーク機器が故障した」というような場合、例えばtomcat2で処理が進んだのち、tomcat1が復旧してもフェイルオーバーはうまく働きません。 これはtomcat1とtomcat2のどちらのセッションが最新なのかを正確に判断できる仕組みがTomcatには用意されていないからです。復旧させる前にtomcat1を終了し、ケーブルを挿し直した後に起動すれば、起動時にセッションレプリケーション情報を読み込み、正常にフェイルオーバーします。 つまり一度ネットワークから切り離されたサーバでセッションのフェイルオーバーを確実に行うには、Tomcatの再起動を行う必要があります。 これはTomcatクラスタの問題といえます。将来のバージョンではこの問題を解消するために、より信頼性のある通信技術であるJGroupsをプラグインとして選択可能にするという動きがあります。 |
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Groups - The JGroups Project
http://www.jgroups.org |
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| Tomcatのクラスタ設定のポイント | ||||||||||||
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それではTomcatのクラスタ設定のポイントをまとめます。
表4:Tomcatクラスタの設定のポイント |
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| 最後に | ||||||||||||
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ざっとTomcatのクラスタリングの概念と設定についてご説明しましたが、いかがでしたでしょうか。実際にやってみないとなかなか具体的な動きがつかめないかもしれませんので、是非一度ご自分の環境でお試しいただければわかりやすいかと思います。 次回はJBossのクラスタリングについて解説をします。 |
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