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ハードウェア・ソフトウェア環境
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以下に本評価の一部で使用したハードウェア及びソフトウェアの一覧を示す。
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CPU |
Memory |
HDD |
NIC |
Driver |
1 × 3GHz P4 |
1GB |
1 × 120GB |
1 × Gigabit |
Emulator |
1 × 3GHz P4 |
1GB |
1 × 120GB |
1 × Gigabit |
Web/JMS |
2 × 2.8GHz Xeon |
2.5GB |
2 × 36GB |
2 × Gigabit |
AP Server |
2 × 2.8GHz Xeon
| 2.5GB |
2 × 36GB |
2 × Gigabit |
DB Server |
2 × 2.8GHz Xeon |
3GB |
2 × 73GB |
2 × Gigabit |
表1:ハードウェア構成
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OS |
Red Hat Enterprise Linux AS 2.1(2.4.9)
SUSE LINUX Enterprise Server 9(2.6.5)
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JDK |
Java 2 SDK, Standard Edition 1.4.2_04 |
DB Server |
PostgreSQL 7.4.6 |
AP Server |
JBoss 4.0.0 |
Web Server |
Apache httpd 2.0.46 |
Web Connector |
Jakarta mod_jk2 2.0.4 |
Application |
SPECjAppServer2004 V1.03 |
表2:ソフトウェア構成
Javaアプリケーション層の評価は複数の会社で分担して行ったのだが、それぞれの会社毎に使用したハードウェア機器や、一部のソフトウェア(OS、APサーバ)は微妙に異なる。
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ネットワーク構成
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以下に評価環境のネットワーク構成の一例を示す。
図3:ネットワーク構成
図では5台の計算機を使用した構成となっているが、1台の計算機に複数の役割を割り当てることで、より少ない計算機台数にすることも可能である。また、APサーバの役割を複数台の計算機に分散させる(クラスタ化)場合は、より多い計算機台数が必要となる。
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ソフトウェアのインストール・設定
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計算機群に、それぞれの役割毎に必要なソフトウェアをインストールし、設定を行う。
DB Serverはデータを保存する役割を提供する。本評価ではPostgreSQLを採用したため、PostgreSQLをインストールし、initdbコマンドを用いてデータベースクラスタを作成し、postgresql.confファイルにおいて、最大同時接続数や、バッファサイズなどのチューニングを行う(チューニングを行わない場合、高負荷に耐えられない)。
AP ServerはJ2EEアプリケーションを動かす役割を提供する。本評価では、アプリケーションサーバとしてJBossあるいはWebLogicを使用するため、JBossあるいはWebLogicをインストールし、様々な設定(DataSourceとしてDB Serverを参照させるなど)やチューニングの為の設定ファイル群の追加・修正などを行う。アプリケーションサーバを複数台の構成(クラスタ)とする場合には、複数台の計算機に対して同様の作業を行う。
Web/JMS Serverは、DriverからのHTTPリクエストを受け付けるWebサーバの役割および、非同期にやり取りされるメッセージデータを管理するJMSサーバの役割を担当する。WebサーバとしてはApache httpdを使用し、JMSサーバとしては、アプリケーションサーバと同様にJBossあるいはWebLogicを使用する。従ってApache httpdの設定(同時接続数のチューニングなど)や、JBoss/WebLogicのインストールやJMSサーバとしての設定などが必要である。
Emulatorはサプライヤエミュレータという外部システムの役割を提供する。本評価ではJBossあるいはTomcatをサプライヤエミュレータを動かすコンテナとして使用している(サプライヤエミュレータはEJB機能を使用しないため、Tomcat上でも動かすことが可能)。
Driverは負荷を掛けるプログラムを実行する役割を担当する。SPECjAppServer2004は、この計算機上にインストールする。
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著者プロフィール
新日鉄ソリューションズ株式会社 稲木 宏一郎
1992年に新日本製鐵(株)に入社後は、C++言語によるオブジェクト指向ソフトウェアの研究・開発に携わる。その後所属組織はそのままに別会社(新日鉄ソリューションズ)となる。現在はシステム研究開発センターでJava/J2EEアプリケーション・フレームワークの開発やOSSの評価などに取り組んでいる。
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