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徹底攻略ORACLE MASTER Bronze DBA 10g問題集 |
第11回:バックアップとリカバリ(2)
著者:小林 圭
編者:ソキウス・ジャパン 2006/1/11
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解答
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1ページ目の問題の解答を掲載します。解答には、問題の正解やその理由だけでなく、用語や重要事項などが詳しく解説されています。
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第1問の解答:B、C
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データベース全体のバックアップは、特に大規模なデータベースでは取得に時間がかかるため頻繁に実行するには適していません。そのため、主にアーカイブログファイルが使用できない(もしくはできなくなる)次のような場合に取得します。
- 新規データベースの作成直後
- ARCHIVELOGモードとNOARCHIVELOGモード間の切り替え後
したがって、BとCが正解です。
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第2問の解答:F
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表を削除した場合、その表が使用していた領域は即座に削除されず、パージされるまでそのまま使用され続けます。フラッシュバックドロップ操作にはこの領域が使用されます。したがって、Fが正解です。recyclebin(ごみ箱)の実体は、削除された表の情報を含んでいるデータディクショナリ表です。
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第3問の解答:D
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各選択肢に関する説明は以下のとおりです。
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A. |
多重化された制御ファイルには同じ情報が同時に書き込まれます。このため、1つでも障害が発生すると正常な稼働は不可能です。記述は誤りです。 |
B. |
すべての制御ファイルに障害が発生するとデータベースをマウントできません。また、CREATE CONTROLFILE文による制御ファイルの再作成はNOMOUNT状態で実行します。記述は誤りです。 |
C. |
制御ファイルのバックアップは、現行の制御ファイルの内容が変更された時点で使用できなくなります。記述は誤りです。 |
D. |
どちらか一方の制御ファイルのみの障害であれば、CONTROL_FILES初期化パラメータから障害の発生したファイルを削除するだけで、インスタンスの再起動が可能です。正しい記述です。 |
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したがって、Dが正解です。
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書籍紹介 徹底攻略ORACLE MASTER Bronze DBA 10g 問題集
Bronze DBA10gの内容を徹底的に分析し、試験対策に必要な問題を全311問に凝縮。合格につながる精錬した試験対策問題を豊富に用意しているので、短期間で効率よく学習できます。Oracleのセットアップ方法をはじめとして、ネットワークの構成やインスタンスの管理、データベース記憶領域の管理など、試験範囲をもれなく網羅しています。特にOracle Enterprise Manager 10gの設定方法は画面と図を使って解説。最終章の「総仕上げ問題」では、より本番に近い問題を厳選! 合格に必要な知識がこの1冊で学べます。
発売日:2004.09.21発売
販売価格:2,940円(税込)
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著者プロフィール
小林 圭
日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社 教育センタ部 オラクル認定講師。入社時から現在までインストラクターとして活動。SQL、PL/SQLからデータベース管理まで幅広い分野を担当している。ORACLE MASTER Bronze OracleDatabase 10gは全国第1号の取得者として認定された。 主な取得資格:Oracle Master Platinum8i、ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 10g、テクニカルエンジニア(データベース)
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編者プロフィール
株式会社ソキウス・ジャパン
クォリティ・メディア・カンパニーを標榜する出版社。2001年11月設立。2002年10月より株式会社インプレスと協業し、これまで30冊近い「徹底攻略問題集」を編纂する。また、自社で月刊「オープン・エンタープライズ・マガジン」を発行、発売している。
http://www.sociusjapan.co.jp/
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INDEX |
第11回:バックアップとリカバリ(2) |
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問題
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解答
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