|
|
前のページ 1 2
|
|
解答
|
1ページ目の問題の解答を掲載します。解答には、問題の正解やその理由だけでなく、用語や重要事項などが詳しく解説されています。
|
第1問の解答:30
|
問題文のように、192.168.7.0/24のネットワークを8つのサブネットワークに分割すると、各サブネットワークに割り当てられるIPアドレスの範囲は次の表のようになります。サブネットマスクには255.255.255.224(27ビット)が使われています。
|
【CIDRによるネットワークの分割】
|
IPアドレスの範囲 |
ネットワークアドレス |
ブロードキャスト アドレス |
192.168.7.0〜192.168.7.31 |
192.168.7.0 |
192.168.7.31 |
192.168.7.32〜192.168.7.63 |
192.168.7.32 |
192.168.7.63 |
192.168.7.64〜192.168.7.95 |
192.168.7.64 |
192.168.7.95 |
192.168.7.96〜192.168.7.127 |
192.168.7.96 |
192.168.7.127 |
192.168.7.128〜192.168.7.159 |
192.168.7.128 |
192.168.7.159 |
192.168.7.160〜192.168.7.191 |
192.168.7.160 |
192.168.7.191 |
192.168.7.192〜192.168.7.223 |
192.168.7.192 |
192.168.7.223 |
192.168.7.224〜192.168.7.255 |
192.168.7.224 |
192.168.7.255 |
|
|
192.168.7.30/27のホストが属するサブネットワークには、192.168.7.0〜192.168.7.31までの32個のIPアドレスが割り当てられています。このうち、192.168.7.0と192.168.7.31の2つはネットワークアドレスとブロードキャストアドレスとして利用されるので、ホストに割り当てることはできません。したがって、実際に使えるIPアドレスの数は30個になります。
|
第2問の解答:C
|
ルーティングとは、ネットワーク上のさまざまな経路の中から、宛先へ送信するための経路を選択することです。そのための経路表をルーティングテーブルといいます。
ルーティングテーブルに経路を追加するには、routeコマンドを使用します。routeコマンドの書式は次のとおりです。
[ ]内は省略可能。< >内は必須
|
route [オプション]
|
|
|
-F:ルーティングテーブルを表示
-C:ルーティングキャッシュを表示
-n:ホスト名を名前解決しない
|
|
[ ]内は省略可能。< >内は必須
|
route add [-net|-host] <ターゲット> [オプション]
route del [-net|-host] <ターゲット> [オプション]
|
|
|
-net:ネットワークをターゲットとする
-host:ホストをターゲットとする
dev <インタフェース>:インタフェースを指定
netmask <ネットマスク>:ネットマスクを指定
gw <ゲートウェイ>:ゲートウェイを指定
|
|
コマンド、書式ともに正しいCが正解です。Eは書式が誤っています。routeコマンドの書式とルーティングテーブルの設定方法については、よく理解しておく必要があります。
なお、ifconfigコマンド(A、D)やnetstatコマンド(B)でルーティングテーブルに経路を追加することはできません。
|
第3問の解答:ifconfig eth0 192.168.54.22 netmask 255.255.255.128
|
ネットワークインタフェースの設定を行うには、ifconfigコマンドを使用します。ifconfigコマンドの書式は次のとおりです。
[ ]内は省略可能。< >内は必須
|
ifconfig [ネットワークインタフェース名] [IPアドレス] [パラメータ]
|
|
[ ]内は省略可能。< >内は必須
|
netmask <サブネットマスク>:サブネットマスクを設定
up:指定したネットワークインタフェースを起動
down:指定したネットワークインタフェースを停止
|
|
ネットワークインタフェースeth1を停止する
|
# ifconfig eth1 down
|
|
前のページ 1 2
|
書籍紹介 徹底攻略 LPI問題集 Level 2対応
本書は、LPI認定試験レベル2の合格を目指す方を対象とした問題集です。LinuxとLPI認定資格の研究を長年続けてきた著者が、受験者が試験範囲を効率よく学習を進めることができ、かつ確実に実力が付くことを第一に考え、執筆しています。試験範囲の「201試験(Linux応用管理)」と「202試験(Linuxネットワーク管理)」について300問以上の問題を収録し、実際の試験に近い形式で網羅しているので、問題を解くごとに合格レベルの実力が身に付きます。解説を読めば、Linuxとネットワークに関する知識や、用語と重要項目の理解度もますます深まります! Linuxエンジニアを目指す、すべての方におすすめです。
発売日:2003.09.30発売
販売価格:3,150円 (税込)
|
|
|
著者プロフィール
株式会社クロノス 中島 能和
株式会社クロノス常務取締役。LPI認定試験対策メールマガジンの発行や各種セミナーを通じて、LPI認定試験の啓蒙活動を行っている。
|
|
編者プロフィール
株式会社ソキウス・ジャパン
クォリティ・メディア・カンパニーを標榜する出版社。2001年11月設立。2002年10月より株式会社インプレスと協業し、これまで30冊近い「徹底攻略問題集」を編纂する。また、自社で月刊「オープン・エンタープライズ・マガジン」を発行、発売している。
http://www.sociusjapan.co.jp/
|
|
|
INDEX |
第9回:ネットワーク |
|
問題
|
|
解答
|
|