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第1回:徹底解剖!Eclipse

2007/9/5
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Eclipseをとことん知るための参考資料

   Javaの標準的なIDE(統合開発環境)として確固たる地位を築いたEclipse。2007年6月には最新バージョンのEclipse 3.3もリリースされ、さらに注目を集めている。

   ここではEclipseをより深く知るための参考資料として、Think ITで掲載したEclipseに関連する記事を集めて紹介する。
Eclipseをとことん知るための参考資料
Eclipseをはじめて使う人に
Eclipseトップレベルプロジェクトを体感する
Eclipseの最大の魅力〜プラグイン〜


Eclipseの最大の魅力〜プラグイン〜

   Javaアプリケーション開発者を中心に幅広く利用されているEclipse。その最大の魅力は、プラグインにより機能を自在に拡張できることにある。サードパーティ製のプラグインが多数リリースされているほか、Eclipseを使って自分で開発することもできる。ここではEclipseのプラグインに焦点を絞った連載記事を紹介する。

Visual Editorを使ったSWT開発 Visual Editorを使ったSWT開発
第1回:SWTの特徴
著者:五座 淳一(GOZA, Junichi)
はじめに

   数年前までのJava製クライアントアプリケーションは遅く、見た目も劣っていた印象がありましたが、Eclipseの登場で状況は一変しました。Javaで開発されたクライアントアプリケーションがネイティブなクライアントアプリケーションに匹敵する軽快さ、操作感を持っていることに驚かされたのは記憶に新しいのではないでしょうか。

   そのEclipseのユーザーインタフェースに使用されているのが、本稿で解説するSWT(Standard Widget Toolkit)です。本稿では、手軽に開発を始められるように、GUIビルダーを使ってSWTアプリケーションを開発する方法を解説していきます。GUIビルダーを使うことで、高い生産性が期待できるだけなく、自動生成されたソースコードを使ってGUI開発の学習にも使用できます。

Visual Editor

   手軽にSWTアプリケーションの開発を始めるために、今回はVisual Editorプラグイン(以降VE)を使用することにします。

   VEは、Eclipseのツールプロジェクトで開発、提供されているオープンソースGUIビルダーです。AWT/Swing/SWT/Eclipse RCPの開発をサポートしています。VEはWYSIWYGな開発環境を提供しており、画面デザインから自動生成されるのはシンプルなJavaコードのみで余計なファイルが生成されることがありません。そのため、自動生成されたソースコードを使ってGUI開発を学習するのに向いていると言えるでしょう。

Exadel StudioによるStruts/JSF開発 Exadel StudioによるStruts/JSF開発
第1回:Exadel Studioとは何か
著者:竹添 直樹(TAKEZOE, Naoki)
Exadel Studioとは

   Exadel Studioは、米Exadel社が開発しているEclipseプラグインで、StrutsやJSFの開発支援機能を中心にWebアプリケーション開発をサポートする多彩な機能を備えています。Exadel Studioには商用バージョンと無償バージョンが存在しますが、本稿では執筆時点の最新版であるExadel Studio 3.0.4の無償版を使用したStruts/JSF開発について見ていきます。

StrutsとJSF

   Strutsについては読者の皆さんもすでによくご存知のことと思います。JSFはStrutsに似た部分もありますが、コンポーネントベースの、より洗練されたプログラミングモデルを提供します。Strutsではstruts-config.xml、JSFではfacesconfig.xmlで画面遷移などの設定を行います。また、Strutsの場合は入力値を格納するアクションフォームと、処理を行うアクションを実装する必要がありますが、JSFではこれらをマネージド・ビーンとして実装します。

Eclipseで使えるテストツール Eclipseで使えるテストツール
第1回:テスト手法とテストツール
著者:吉田 英嗣(YOSHIDA, Eiji)
はじめに

   日々の生活の中でコンピュータは欠かすことのできないものになっていますが、その一方で、金融機関のシステムダウンなど、コンピュータを動かすソフトウェアの不具合がもたらす社会的・経済的損失が問題となっています。そのため、ソフトウェアの不具合を可能な限り取り除き、品質を確保するための「テスト」の重要性は、今まで以上に高まっています。しかし、無限の実行パターンを持つソフトウェアの完全なテストを実行するのは不可能です。よって、テストはできるだけ効果のあるやり方で、できるだけ効率的に実施する必要があります。本稿では、そのためのテスト手法とテストツールについて説明します。

テスト手法の分類

   ソフトウェアの設計に関してオブジェクト指向などの設計手法があるのと同様に、テストにもこれまで培われてきたさまざまなテスト手法が存在します。そして、そのようなテスト手法について体系的に分類する試みが、ソフトウェアエンジニアリング基礎知識体系(SWEBOK:Software EngineeringBody of Knowledge)を代表にいろいろな形で行われています。ここでは図1に示すテストの分類を紹介します。

テスト手法の分類
図1:テスト手法の分類

Eclipse実践プラグイン開発 Eclipse実践プラグイン開発
第1回:Eclipseとプラグイン
著者:ビーブレイクシステムズ  大森 洋行
はじめに

   皆さんの中には、Eclipseプラグインって難しそうというイメージをお持ちの方や、以前に他の書籍や記事などを参考にサンプルを作ったけれど、サンプルにはない内容や機能を追加することができずに、自分が作りたいプラグインにはたどり着けなかったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

   しかし、ポイントさえ押さえてしまえばプラグインの開発は決して難しいものではありません。本連載では、JavaのソースコードとUMLのクラス図の読み・書きができるという初心者レベルの方でも、実用的なプラグインを開発できるように説明したいと思います。本連載が、皆さんがすばらしいプラグインを開発する一助となればと思います。なお、本連載ではEclipse 3.0を前提とします。

プラグインを作ってみよう

   新しいことを学ぶとき、実際にやってみるということが必要だと思います。まずは、難しい説明は抜きにしてEclipseが用意しているテンプレートを使ってプラグイン開発の雰囲気をつかんでみましょう。

   プラグイン開発の流れを以下に示します。

1.プロジェクトの作成
プラグイン開発では、「プラグイン・プロジェクト」を作成します。
2.マニフェスト・ファイルplugin.xmlの編集
マニフェスト・ファイルとは、プラグインについての様々な情報を記述するファイルです。
3.Javaクラスの作成
Eclipseに組み込む機能を実装します。
4.テスト
プラグインのテストを行います。

表:プラグイン開発の流れ

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