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サーバ構築・運用
> データベース連携アプリケーションを構築しよう
はじめてのサーバサイドJava
第9回:データベースとの連携(前編)
著者:
山田 祥寛
2006/5/12
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データベース連携アプリケーションを構築しよう
今まではリクエスト情報を中心とした基本的な構文を説明してきましたので、ここからは少しずつ実践的なサンプルについて説明していきます。なお、本稿のサンプルを利用する際は、あらかじめMySQL上にmarugotoデータベースを作成したうえで、artistテーブル(表1)を作成しておく必要があります。
フィールド名
データ型
概要
id
INT
登録ID(主キー、連番)
name
VARCHAR(30)
名前
country
VARCHAR(100)
出身国
old
INT
享年
birth
DATE
誕生日
work
VARCHAR(100)
代表作
表1:artistテーブルのフィールドレイアウト
データベースの作成(展開)については、書籍または「サーバサイド技術の学び舎 - WINGS(
http://www.wings.msn.to/
)」より「サーバサイド環境構築設定」を参照してください。
コネクションプーリング
コネクションプーリング(Connection Pooling)は、データベースへの接続をプールしておく仕組みのことです。
JSP&サーブレットアプリケーションでは、複数のユーザがデータベースへの接続を行います。しかし、データベースへの接続処理は比較的重い処理で、これをその都度行うのは、アプリケーションのパフォーマンスを低下させる原因となります。
そこで、いくつかの接続をあらかじめ保持(プール)しておき、必要になったらそのプールの中から取り出すことで、接続にかかる負荷を軽減することができます。不要になった接続は、再びプールに戻されるので、再利用することができます(図1)。
図1:コネクションプーリングの仕組み
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
JSP&サーブレットアプリケーションにおいて、コネクションプーリングは必須の要素であるといえるでしょう。
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著者プロフィール
有限会社WINGSプロジェクト 山田 祥寛
Microsoft MVP for ASP/ASP.NET。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト(
http://www.wings.msn.to/
)」の代表。主な著書に「10日でおぼえる入門教室シリーズ(Jakarta・JSP/サーブレット・PHP・XML)」(以上、翔泳社)、「書き込み式 SQLのドリル」(ソシム)など。最近ではIT関連技術の取材、講演まで広くを手がける毎日。
INDEX
第9回:データベースとの連携(前編)
データベース連携アプリケーションを構築しよう
コネクションプーリングの設定