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Eclipse 3.2とCallisto
第3回:ユーザインターフェースの進化
著者:
ビーブレイクシステムズ 川崎 博之
2006/9/22
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はじめに
こんにちは。ビーブレイクシステムズの川﨑です。第2回では、リファクタリング系の新機能についていくつかピックアップして紹介しました。さて今回は、画面の表示機能や操作性に関わるユーザインターフェースに焦点を当てて新機能を紹介していきます。
マルチフィルタ
Eclipse 3.1の頃からフィルタ機能はありましたが、単一の設定しかできませんでした。今回登場したEclipse 3.2からは、ユーザ・フィルターとして名前をつけて保存することが可能となり、さらに複数のフィルタを組み合わせて使用することができるようになりました。
また、表示する項目のタイプの表示が単純なリスト表示から、ツリーリスト表示になったことで、各項目の親子関係が視覚的に理解しやすくなりました。親の項目を選択することで、子の項目も自動的にチェックされるので、グループ単位での選択も簡単にできます。このマルチフィルタ機能が使用できるのは、問題ビュー/タスク・ビュー/ブックマーク・ビューです。
起動方法は従来通り、各ビューの右上にあるフィルターボタンをクリックします。新たにユーザ・フィルターを作成するには、新規ボタンを押し、名前をつけて設定をして下さい。最後にOKボタンを押すまでは設定内容は保存されません。そのため、設定途中でキャンセルを押してしまうと、新規に作成したユーザ・フィルターは消えてしまいます。
図1:Eclipse 3.1でのフィルター画面
図2:Eclipse 3.2でのフィルター画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
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著者プロフィール
ビーブレイクシステムズ 川崎 博之
芝浦工業大学 工学部卒業。学生時代よりJavaに興味を持ち、Java専業ソフトハウスである黎明期のビーブレイクシステムズに入社し、現在に至る。入社当時はPMから直接厳しい指導を受け、机上の勉強とは違う実際の業務システム開発の難しさに戸惑いを覚えたが現在は主任Java開発者として活躍し、Javaアーキテクトを目指し、日々修行中。
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