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仕事で使えるRed Hat Enterprise Linux徹底入門 |
より簡便に、確かな運用を約束するプロックスのホスティングサービス
著者:ThinkIT編集局 2006/10/16
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「Pマーク」も取得しているレンタルサーバ事業社
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1997年から専用レンタルサーバに特化したサービスを提供しているプロックスシステムデザイン。同社はRed Hatとホスティングパートナーとして協力し、サービスを提供している。そこで、企業向けのRed Hat Enterprise Linuxを利用可能なサービスなどの取り組みを紹介しよう。
秋葉原の一角にあるプロックスデザインシステム(以下、プロックス)は、1997年からレンタルサーバを中心としたビジネスを展開している。現在ではレンタルサーバのみならずハウジングサービスも展開している。

図1:プロックスデザインシステムのWebページ
同社のデータセンターは秋葉原と木場にあり、秋葉原のセンターは駅の構内にある。国鉄時代の「みどりの窓口」のメインコンピュータが置かれていた場所を使っており、データセンターとしても優れた立地/電源条件、建物の堅牢性などが保障されているといえるだろう。バックボーン回線や施設情報は同社のWebサイトで閲覧できる(http://www.prox.ne.jp/company/datacenter.html)。
またプロックスでは、利用者のデータ保護の観点から個人情報保護法に関する取り組みとしてプライバシーマーク(Pマーク)を取得している。最近では情報のやり取りに関してPマーク取得が契約の必須条件となっているところもある。企業の重要なデータを扱うなら、Pマークを取得しているレンタルサーバ会社を選ぶ必要性も高まるだろう。
注:
日本情報処理開発協会(JIPDEC)が管理する、個人情報取り扱いに関する認定制度で、個人情報についてJIPDECの定める基準を満たして適正に管理していると認定されれば、使用許諾を得ることができる。対象となる個人情報はオンライン/オフラインなどの入手経路を問わず、顧客情報のみに限らず、社員情報や採用情報など、自社で保有するすべての個人情報について適用される。
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プロックスがRed Hat Enterprise Linuxを選択した理由
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IXENT事業本部運用部部長 川口氏

IXENT事業本部技術部部長 佐田氏
プロックスでは、1997年からレンタルサーバのOSとしてRed Hat Linuxを採用してきた実績がある。レンタルサーバサービスである「E-server」では、稼動OSとしてRed Hat Linux 7.3/9、Fedora Core 1/〜4、Red Hat Enterprise Linux 2.1/3/4のなかからエンドユーザが用途に合ったものを選択できる。そのなかでもRed Hat Enterprise Linuxを採用しているユーザは、大手通信会社や金融/保険業など多数に上るという。
Red Hat Enterprise Linuxを薦める理由として、同社IXENT事業本部運用部部長の川口氏は、「企業として責任の所在が不明なOSは使いづらいし、私どももお客様に提供することができません。Red Hat Enterprise Linuxは多くの企業で使われていますし、責任の所在も明確なOSとしてご利用いただけるのがメリットです。弊社ではレッドハット社とホスティングパートナーの契約をしています」と語る。
また「やはりRed Hatは、Linux系OSでもサポートの長さと官公庁での実績の高さ、トレーニングなどの教育の高さなどが世界的に充実しています。逆に言えば世界的に通用するOSの技術はRed Hatしかありません。ルータなど止まってはならない機器にもRed HatのOSが数多く採用されていることも選択のポイントでした」と、同社IXENT事業本部技術部部長の佐田氏は語る。
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