同社が提供しているE-serverはプロックスの持つリソースを最大限活用し、低価格で高品質なサービスの提供を行っている。自社開発サーバ PCパーツ関連の卸業者と提携し、オリジナルサーバを共同開発するほか、バックボーン回線は自社にて調達国内系の回線としてJPIXとMEXにそれぞれ1Gbps、海外系の回線としてKDDIとアジアネットコムに100Mbpsで接続し、どのバックボーンに障害があってもバックアップ可能な構成にしているそうだ。
E-server仕様(スタンダード)
対応Red Hat Enterprise Linuxのバージョン |
OS 利用料 |
ハードウェア仕様の例 |
Red Hat Enterprise Linux v2.1/v3/v4 |
無償 |
CPU intel CoreDuo T2400、 メモリ 512MB、HDD 160GB |
表1:E-server用サーバ仕様例
E-server費用
E-server初期費用 |
エコノミー |
スタンダード |
通常プラン |
52,290円 |
73,290円 |
ウィルスチェックプラン |
89,040円 |
110,040円 |
RAID構成プラン |
115,290円 |
136,290円 |
ウィルス&RAIDプラン |
152,040円 |
173,040円 |
※ウィルスチェックプランは5ドメイン25ユーザーの価格です。
E-server月額費用 |
10,290円 |
回線 |
10Mbps共有 |
root権限はお客様、支持率No.1のコントロールパネル(Webmin)、を標準搭載、複数ドメイン追加料金なし、24時間リブートOK、CGIやデータベースの制限なし、WEBサーバソフトApacheのログを解析し日本語で表示、汎用JPドメイン1個の取得代行費用無料
表2:E-server費用
ロードバランサーも「専用型」で提供
Webサービスの品質向上にともなって、サーバ1台あたりの負荷も増えている。特にキャンペーンのためのWebサイトなどを設けると、通常よりも大幅に負荷が高まってレスポンスが低下したり、場合によってはサーバがダウンしてしまうこともある。そうなるとせっかくの商機に受注をロスしかねない。このようなときには、期間限定でも負荷を軽減するサービスを利用したいと考える人は多いのではないだろうか。
そうしたニーズに応えるのが、プロックスが始めたロードバランサーのサービスだ。通常であれば、100万円を下らない機器を購入して利用することになるが、同社では自社開発の専用機器を用いて、格安で提供している。
また、ニーズにあわせて利用する期間を設定することができるという。高価格なルータで使っているような部品とRed Hat Linuxを中核として、壊れやすいHDDは使わずにフラッシュメモリを使うなど、OSとハードウェアの両方で安定した運用ができる機器を作り上げたそうだ。この機器はハーフサイズなので、ハウジングサービスの利用者でも受け入れやすいだろう。様々な面でコストを圧縮せずに、よりよいサービスを利用できるのはユーザにとってありがたい話だ。
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