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| ベンチャー流のネットワーク構成術 | ||||||||||
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「第1回:サーバ導入の物理面を考える」では、どのようなサーバを導入すればいいのかについて物理的な部分を中心に説明を行いました。今回はサーバ構築にあたって、ネットワーク環境をどのように構成するのかについて説明します。 ネットワーク環境を考えるにあたって重要なのは、いかに運用コストを下げるかという点です。ネットワークの構築・運用にかかる費用のほとんどは人件費です。人件費以外では回線使用料が必要となりますが、これは利用する回線業者による差しかなく、ここでは解説を省きます。 では、人件費を下げるにはどうすればいいでしょうか。それはずばり管理コストを下げることです。複雑な構成になればなるほど管理コストが増大し、ミスが起こる確率も高くなります。できるだけ単純かつ高可用性を持ったネットワーク環境を構成することが、管理コストを下げる近道です。 実際にウノウで運用している例を基に、どのようにネットワーク環境を構築すればいいかを説明します。 |
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| 回線を2回線以上用意する | ||||||||||
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まず重要なのは、外部から引き込む回線を2回線以上用意し、高可用性を確保することです。2回線以上の外部接続を確保することによって、もしどちらか1回線が使えなくなってもサービスの継続を行うことができます。もちろん普段から2回線を使うのであって、単なる予備ではなく、帯域の増強にもなります。 回線業者側でメンテナンスが行われる場合、一時的に回線が使用できなくなる可能性があります。この時、短時間であればユーザにアナウンスして一時的にサービスを停止することもできます。しかし長期のメンテナンスが行われたり、一時的にでもサービスを停止したくない場合には、別の回線が必要です。 そのような状況になってから慌てて新しい回線を契約しようとしても、期間や手続きの問題で間に合わないことがほとんどです。しかし普段から2回線以上で運用しておくことで、このような状態でも慌てることなくサービスを継続できます。 回線の種類としては光接続がおすすめです。いくつかのISPでは法人向けに固定IPを提供しているプランがあるので、契約時には固定IPの取得も同時に契約しておきましょう。 |
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